RC版では数多くのバグ修正やチューニングを行われている。最後の(36)番目のポイントは「パフォーマンスの向上」だ。一例としてSareen氏は、ベータユーザーの利用動向調査に用いられているテレメトリーシステムPerfTrackのデータを基にした改善例を挙げている。
以下は、パブリックベータ版のビルド7000ユーザーから集められたStart Menuが表示されるまでの時間のデータだ。開発チームは50msから100msを目標としており、許容範囲にあるのは約85%だ。
トレーシングキャプチャリング・ツールを用いてパフォーマンスに影響を与える要素を分析し、チューニングした後の結果が以下のビルド7033のグラフである。許容範囲のマシンが92%に向上した。
「この例のように、様々な形でカスタマーから寄せられる情報を基に、現在われわれはWindows 7を改善する作業に追われているところだ」とSareen氏はレポートを結んでいる。