キヤノンは18日、コンパクトフォトプリンター「SELPHY(セルフィー)」CPシリーズの新モデル「CP780」を発表。発売は3月下旬を予定しており、価格はオープン。推定市場価格は、1万1,000円前後。

「CP780」。使用頻度の高いボタンを大きくし色をつけるなど操作性を向上させている

CP780は、2008年5月に発売された「CP760」の後継機となる、2.5型液晶を搭載するエントリーモデル。

同製品では、プリントプロセスの見直しにより、従来機比で約10%の印刷スピード高速化を実現。L判のプリント時間を、CP760の43秒から39秒とした。また、最適な明るさ、コントラストに補正する「自動写真補正」機能を強化。顔部分の色味を分析し、画像全体のホワイトバランスを最適になるよう補正する「顔優先 色かぶり補正」、露出補正の際の顔部分への優先度を見直した「顔優先 明るさ補正」に対応する。

さらに、新アプリケーションソフト「SELPHY Photo Print」を採用。準備状況が把握しやすい「ステータス確認画面」や、キオスク端末のようなユーザーインタフェース、操作を補助する「音声ガイダンス機能」など、ユーザビリティーを考慮した操作性が特長となっている。

プリント方式は、昇華型熱転写方式。印刷解像度は、300×300dpi。対応用紙は、Lサイズ/ポストカードサイズ/カードサイズ(全面シール、8分割シール含む)/ワイドサイズ。インタフェースはUSB、Bluetooth(受信ユニットが別途必要)、SDメモリーカード、メモリースティック、コンパクトフラッシュなどの各種メモリーカードに対応する。電源は、コンパクトパワーアダプター「CA-CP200」(AC100~240V 50/60Hz)。別売のバッテリーパック「NB-CP2L」でバッテリー駆動も可能。本体サイズは、176(W)×75.6(H)×132.6(D)mmで、重さは約940g(本体のみ)。