7月

7月に話題となった製品は、まず、10日に発表された、三洋電機の圧力IHジャー炊飯器「おどり」炊きシリーズです。なかでも、ECJ-XP1000は、内釜に、ステンレスの1.3倍の熱伝導率を持つ純銅を使用したモデル。

また、2日に日立ライティングより発表された電球型蛍光灯「FTH15EL/13/ADE」(電球色)「FTH15ED/13/ADE」(昼白色)も話題となりました。同製品は、電球型蛍光灯の発光管部分だけを交換できるという特徴を持っており、点灯回路を繰り返し使用可能というものです。

金属価格の高い時期によくここまでという感じの純同釜採用圧力IHジャー炊飯器「おどり」炊きシリーズ

発光部分だけ交換可能で、点灯回路を繰り返し使用可能な「FTH15EL/13/ADE」「FTH15ED/13/ADE」

8月

8月は、話題となった製品が大量に発表された月です。まずは4日に、日立より発表された加除湿空気清浄器「クリエア7」。空気清浄機で加湿機能と除湿機能の両方を備えた初のモデルです。

5日には、東芝よりドラム型洗濯機「TW-5000VF」「TW-4000VF」が発表されています。ヒートポンプ方式のモデルで、業界で初めて洗濯から乾燥までのコースの消費電力量が1000Whを切ったモデルとなりました。また同日、三菱電機より、加湿空気清浄器「ラクリアエア」(MA-518DK)が発表されています。同製品は、すべてのフィルターが交換不要という特徴を持ったモデルです。

20日には、三菱電機より炊き立てのご飯でも、そのまま冷凍可能な「熱いまま"急っと"瞬冷凍」機能を備えた冷凍冷蔵庫「MR-E55P」「MR-E50P」「MR-E45P」「MR-B42P」が発表されています。

26日には、パナソニックから、プラズマTV「PZR900」シリーズと、BDレコーダーDIGAの新モデル「DMR-BW930」「DMR-BM830」「DMR-BW730」「DMR-BR630V」が発表になっています。PZR900は、PZ800に録画機能を装備したモデル。BDレコーダー4機種は最大5.5倍録画を実現する「アドバンスドAVCエンコーダー」の搭載など、完成度が高く年末のヒット商品となりました。

28日には、ソニーより、液晶TV BRAVIAの新モデル「XR1」「ZX1」「W1」「X1」の4シリーズ8機種が発表されています。XR1は部分制御が可能なRGB LEDをバックライトに採用することで、100万:1の高コントラストを実現したモデル。ZX1は、9.9mmという世界最薄を記録したセパレートタイプのモデル。W1はこちらも世界初となる240Hz駆動を実現したモデル。X1は、XR1と同じ映像エンジン「プラビアエンジン2プロ」を採用したモデル。また、同時にマルチチャンネルインテグレーテッドアンプ「TA-DA5400ES」「TA-DA4300ES」「STR-DG820」も発表されています。

業界初の加除湿空気清浄器「クリエア7」

業界初、洗濯から乾燥までの消費電力量が1000Whを切った「TW-5000VF」「TW-4000VF」

フィルター交換が不要な加湿空気清浄器「ラクリアエア」

「熱いまま"急っと"瞬冷凍」

録画も可能なビエラ「PZR9000」シリーズ

最大5.5倍録画が可能な新DIGAシリーズ

世界初の4倍速駆動や部分制御可能なRGB LEDライトなど、意欲的なBRAVIAの新モデル

新BRAVIAと同日に発表されたマルチチャンネルインテグレーテッドアンプ「TA-DA5400ES」

9月

9月も話題の製品が多かった月です。まず3日にソニーから、BDレコーダー「T」「X」「L」が発表されています。高画質回路「CREAS(クリアス)」を搭載しており、独自のbit拡張と、使用するTVを選ばずに、各色14bit相当の映像を映し出すことを大きな特徴としています。こちらも、8月に発表されたDIGAと並んで、年末のヒットモデルとなりました。また、BDプレーヤー「BDP-S350」「BDP-S5000ES」も同時発表。BDP-S350は低価格なエントリーモデルで、BDP-S5000ESはCREASなどを採用する高画質モデル。

16日には、パナソニックより、ななめドラム洗濯機「NA-VR5500」「NA-VR3500」が発表されています。ヒートポンプ乾燥を行うモデルで、やはり洗濯から乾燥までのコースでの消費電力量が1000Whを切ったモデルです。

18日には、東芝から、液晶TV REGZAとDVDレコーダーの新ラインナップが発表されています。REGZAは、HDDやネットワーク経由での録画など、多才な機能を備えるモデル。新モデルでは、超解像技術「レゾリューションプラス」が話題となりました。また、VARDIAは、MPEG-4 AVC/H.264トランスコーダーにより、業界最高の7倍録画を実現しています。

22日には、日立より、ビッグドラムシリーズのドラム型洗濯機「BD-V3100」「BD-V2100」「BD-V1100」が発表されています。同モデルは、ヒーターやモーターなどで発生した熱を蓄えて使用する「ヒートリサイクル乾燥」を新たに取り入れることで、ヒーターで乾燥を行うにもかかわらず、洗濯から乾燥までの消費電力量が1000Whを切ったモデルです。

25日には、三菱電機から、2009年モデルの「霧ケ峰ムーブアイ」が発表。消費電力量だけでなく、電気代やCO2排出量まで、室内機に表示されるという「エコの見える化」を打ち出した製品。同社は29日には、フルHD TV「LCD-46LF2000」と、BDレコーダー「DVR-BF2000」も発表しています。LCD-46LF2000は、超薄型のディスプレイと、キュービックスタイルのレシーバーとを無線電送するモデル。また、DVR-BF2000は、LCD-46LF2000のレシーバー部分とデザインをそろえたキュービックスタイルのレコーダーです。

高画質回路「CREAS(クリアス)」を搭載するBDレコーダーの新モデル

高画質再生に特化したBDプレーヤー「BDP-S5000ES」も発表

洗濯から乾燥までの消費電力量が1000Whを切る「NA-VR5500」「NA-VR3500」

超解像技術「レゾリューションプラス」を装備する新「REGZA」シリーズ

レコーダーの「VARDIA」シリーズは、最大7倍録画に

ヒートポンプ式ではないのに、洗濯から乾燥までの消費電力量が1000Whを切った第3世代「ビッグドラム」

超薄型のディスプレイとキュービックスタイルのレシーバーを組み合わせた「LCD-46LF2000」と、BDレコーダー「DVR-BF2000」

10月

10月以降になると、新製品の数はめっきり少なくなってきます。10月9日に東芝より発表された冷蔵庫「GR-A56R」「GR-A51R」「GR-A48R」、シャープが10月15日に発表したBD内蔵液晶TV「AQUOS DX」シリーズ、11月10日にパナソニックが発表したトップユニット冷蔵庫「NR-F503TE」「NR-F603T」、12月10日に三菱電機が発表した「蒸気レスIH」のIHジャー炊飯器「NJ-XS10J」といったところが注目された製品でしょう。

食材を捨てないエコを実現する「GR-A56R」「GR-A51R」「GR-A48R」

BD内蔵で手軽に録画ができる液晶AQUOS「SX」シリーズ

省エネ性能をさらにアップしたトップユニット冷蔵庫「NR-F503TE」「NR-F603TE」

蒸気のでないIH炊飯器「NJ-XS10J」