サイバーフロントは、「インフィニティ」「インテグラル」シリーズの4タイトルをプレイステーション・ポータブル向けに移植することを発表した。移植されるのは、『Never7 -the end of infinity-』『Ever17 -the end of infinity- Premium Edition』『Remember11 -the age of infinity-』『12RIVEN -the Ψcliminal of integral-』の4タイトルで、2009年3月12日以降、順次発売される予定となっている。

PSPへのたんなる移植にとどまらず、「用語解説機能」が追加されている点に注目。このシリーズは全般的に難解なキーワードが多く含まれ、プレイヤーの理解力が多く要求されるタイトルとなっているが、「用語解説機能」を追加することで、難解なキーワードのスムーズな理解の手助けをする。また、PSP版用に新曲2曲が追加され、オープニングムービーも新規で作成されている。なお、『12RIVEN -the Ψcliminal of integral-』のみ、残念ながら「用語解説機能」は搭載されないが、約10枚のイベントCDが追加される予定になっている。

2009年3月12日に発売される『Never7』(左)と『Ever7』(右)のジャケットイメージ

また、ゲームのみの「通常版」に加えて、キャラクターの設定資料などが掲載された「プレミアムブック」や「オリジナルサウンドトラック」などを同梱する「限定版」もラインナップされる。


Never7 -the end of infinity-

■『Never7 -the end of infinity-』ストーリー概要
◆醒めない夢◆
4月1日の朝、主人公「石原誠」は最悪の目覚めを迎えた。誠が見た夢、それは……『目の前で女の子が非業の死を遂げる夢』。それが誰だったのか、その場所はどこだったのか、詳しいことは覚えていない。 ただ1つ、その日が6日後の4月6日だったということを覗いて……。

◆平凡という名の幸福の中で◆
誠はゼミ合宿のために、とある南海の孤島に来ていた。やがて誠は、そこで知り合ったゼミの班員や島に住んでいる女性たちとの交流を交わすうちに、その中の一人の女性と惹かれ合っていく。もはやこの合宿は、誠の人生の中で重要な意味を持つものとなっていた。このままつつがなく時は流れ、4月7日の到来とともに合宿は無事終了する…… はずだった。

◆ 不安の匂い◆
誠は一つ、大きな不安を抱えていた。それは、時折起こる予知のような現象。次第に症状は多発するようになり、ただの錯覚ではすまされない状態にまで到達する。脳裏をよぎる、合宿初日の夢…………どうすることもできないまま、時間だけが刻々と過ぎていく。

◆悪夢◆
運命の日……4月6日。その日「不安」は「絶望」へと、「予感」は「惨劇」へと姿を変えた。誠には守れなかった。『彼女』自身を。そして、『彼女』に誓ったはずの想いを。引き裂かれんばかりの心の痛みとともに、誠は意識を失った……。

◆悪夢の再来◆
朝、目覚めた誠は自分の目を疑った。そこは、ロッジの自室。そして、腕時計の日付は……4月1日!? 誠の脳裏には……あの6日間の記憶が、鮮明に残されていた……。

プレイヤーに課せられた使命は、残された記憶を頼りに、6日の悲劇を回避すること。この無限ループを終わらせ、『彼女』とともに4月7日の朝を迎えるために。……そして、いよいよ、残されていた『すべての謎』が明らかにされる!
ゲームタイトル Never7 -the end of infinity-
対応機種 プレイステーション・ポータブル
ジャンル アドベンチャー
発売予定日 2009年3月12日
価格 7,140円 (限定版)
5,040円 (通常版)
CEROレーティング 審査予定


Ever17 -the end of infinity- Premium Edition

■『Ever17 -the end of infinity- Premium Edition』ストーリー概要
西暦2017年5月1日――午後12時51分

水深51mの海中に沈む海洋テーマパーク≪LeMU(レミュウ)≫。ここに、7人の男女が閉じこめられた。

徐々に失われていく、食料、水、酸素。深海に棲息する未知のウイルスの驚異。さらに、苛烈な水圧にさらされたLeMUの隔壁は数日以内に崩壊するという。

分厚いガラス窓の窓の向こう側は、濃紺の深い闇……。この閉ざされた空間の中で、限られた時間の中で、7人は脱出への道を探し求める。

生への渇望……死の恐怖。

想像を絶する極限状態の果てに待ち続ける結末とは、一体なんなのか? そこで何を得、何を失い、何を得るというのか――?
ゲームタイトル Ever17 -the end of infinity- Premium Edition
対応機種 プレイステーション・ポータブル
ジャンル アドベンチャー
発売予定日 2009年3月12日
価格 7,140円 (限定版)
5,040円 (通常版)
CEROレーティング 審査予定


Remember11 -the age of infinity-

■『Remember11 -the age of infinity-』ストーリー概要
西暦2011年1月11日、主人公のひとり「冬川こころ」を乗せた小型旅客機は、原因不明のトラブルにより雪深い山脈、舞台のひとつである「朱倉岳」に墜落してしまう。乗員乗客31人のうち、休止に一生を得たこころたち4名だが、雪山での新たな脅威が彼女たちを襲う。

もうひとつの舞台は、日本海に浮かぶ絶海の孤島「青鷺島」。ある日、「スフィア」という施設の時計台からもうひとりの主人公「優希堂悟」が転落するが、その原因は不明……。その後、悟はスフィアで命を狙われ続けることになる。

だが……ふたりに降りかかる災厄は、それだけではなかった。こころと悟、互いの意識(人格)が時空を越えて入れ替わる『人格交換』という現象が頻繁に起こり、窮地に立たされたふたりをさらなる混乱へといざなっていく。

交差するふたつの意識と、ふたつの舞台で繰り広げられる物語。隠された謎が明らかになった時、驚愕のクライマックスが待っている。
ゲームタイトル Remember11 -the age of infinity-
対応機種 プレイステーション・ポータブル
ジャンル アドベンチャー
発売予定日 2009年4月
価格 7,140円 (限定版)
5,040円 (通常版)
CEROレーティング 審査予定


12RIVEN -the Ψcliminal of integral-

■『12RIVEN -the Ψcliminal of integral-』ストーリー概要
2012年5月20日、高校生の雅堂錬丸と特殊公安捜査官の三嶋鳴海の元に、「2012年5月20日:正午」に「インテグラル」の最上階で一人の少女「ミュウ」の命が奪われようとしている、という内容のメールが届く。

ミュウの命を守る為、そして、世界を破滅させる計画「第弐エクリプス計画」を阻止するために、2人はインテグラルに急行する。

そして、現場で2人が目撃したものは、見たことの無い術「Ψ」を使う連中だった。
ゲームタイトル 12RIVEN -the Ψcliminal of integral-
対応機種 プレイステーション・ポータブル
ジャンル アドベンチャー
発売予定日 2009年4月
価格 7,140円 (限定版)
5,040円 (通常版)
CEROレーティング 審査予定
(C) CYBERFRONT