文字を整える

取り込んだ文字用のレイヤーは、上から「謹賀新年」レイヤーは文字の本体、「Highlight」レイヤーが明るいところ、「Shadow」レイヤーは影の部分になっています。ドラッグして取り込んだときに、この順番がずれたときはもとの順番に戻し、各レイヤーをハガキの適切な場所に移動させます。次に、文字のグラデーションを取り除き、好みの色に変えます。

色を変えるときに、ここではトーンカーブを少しトリッキーな使い方をしています。トーンカーブはx軸が現在の色、y軸が変更後の色を示すグラフで、グラフの線を曲げたりゆがめたりするに応じて、画像の色が変わります。ところで、トーンカーブはとても便利なツールでいろんなレタッチソフトにもついていますが、ソフトによって内部の処理の仕方が違っています。なので、トーンカーブに同じ丸みをつけても、ソフトによって、出てくる色は必ずしも同じではありません。レベル補正など、そのほかの色関連の機能についても同様です。

さて、具体的な手順をみていきましょう。

[移動] ツール(1)を選択し、文字用の3レイヤーを適切な位置に移動します。細い文字はつかみにくいので、確実に目的のレイヤーを移動するには、シフトキーを押しながらドラッグします。レイヤーの順番が変わってしまったときは、レイヤーをドラッグします

(1)「謹賀新年」レイヤーを選択し、右クリック[色] → [トーンカーブ]でトーンカーブを開き、(2)グラフの左端を一番上にもっていきます。これで、文字はグラデーションのない真っ白になります。(3)[OK]でトーンカーブを終了します

再び、文字レイヤーを選択し、トーンカーブを開き、グラフの右端を適当におろします。真っ白だと、次の操作で色を変更できないからです。[OK]をクリックしてウィンドウを閉じます

右クリック[色] → [着色]でダイアログを開き、画像を着色します。色相、彩度、輝度のスライダーを動かして、好きな色に着色します。終了したら[OK]をクリックしてウィンドウを閉じます

挨拶文や住所など、必要に応じて入力します。描画色をクリックすると「描画色を変更」ダイアログが開き、文字の色を選択することができます