防水性の高さとフィット感のほかに、日常で活用している機能については、「ストップウオッチを使ってますね。ホノルルマラソンに向けて今(12月上旬現在)、走っているんですけど、走り始めたときと終わりの時間を確認したり。後は同僚たちとサッカーをするときに、時間の設定を、この時計でしたりしています。アラームが鳴るんで便利ですよ」

ホノルルマラソン参戦に、ハードなサッカーでリフレッシュとは恐るべし肉体パワー。やはり航海士という職業には体力が必要なのだろうか?

「船に乗るためには、体力はもちろん必要です。だからこそ、体を鍛えようっていうのもありますね。運動すると汗をかなりかくけど、G-SHOCKは防水だから大丈夫かなって思っています。ウィンタースポーツもやっているので、雪とか土とかで、ガンガン汚れても気にならないのも便利。使い勝手がいいなって思います」

防水ケータイも必需品!?

このようにプライベート面も充実している齋藤さんだが、G-SHOCKを選ぶにあたって、頑丈さをまず一番に挙げた、その理由については、「仕事でけっこう狭いところに入ったりもするんですよ。例えば、船の機関室とかけっこう狭いんですよね。人がひとり入ったりするとカツカツなところがあるんですよ。船の舵の機械がある舵機室とかも狭くて。そういう所に入ると、けっこう時計をぶつけちゃうことが多く、普通の時計だとパネルの部分とか傷ついてしまうので、G-SHOCKの頑丈さはありがたいです」

続けて齋藤さんは、これまでに操縦したことのある船の大きさや、操縦の難しさなどについても語ってくれた。

「実は、携帯電話もカシオの『G'z one』を使っているんです。時計と同じで防水で頑丈だし。もともと携帯を落としやすいんですよ。昔、海に携帯電話を落としたこともあって……。それ以来、防水ケータイにしようと決めているんです(笑)。それに潮の満ち引きや、日の出、日の入りの時間もわかる機能は仕事柄ありがたいですね」と齋藤さん

「今は18トンの船に乗っていて、乗組員数は5人です。僕は操縦を担当しています。昔は大きい船に乗っていたこともあって、これまで乗った中で一番大きい船は500トン。全長45メートルくらいありました。個人的には、小さい船だと小回りがきくのでいいかな、って思ってます。船に乗り始めて5年になりますが、最初は衝撃の連続でしたね。思ったより揺れましたし、天候によっても状況が全く違ってきたりもします。操船するときには、無理なときは無理だとする判断は大切だなって思いました。まだまだ遠い先の話だけど、もし自分が船長になることがあったら、自らの力量を踏まえてやらないといけないなと感じています」

このように常に危険がつきまとう仕事と、前向きに対峙する齋藤さん。仕事の良き相棒でもあるG-SHOCKについて、今後期待する点について聞いてみると、「G-8000-1AJFが壊れるまで使う予定ですが、買い換えるなら強力なLEDライト付きにしたいですね。このモデルにもLED機能が付いているんだけど、最近の携帯についているようなもっと明るいLEDがついていると夜作業するときに便利だと思います。今は夜に作業するときは、ライトを使っているので、そのあたりのことも次世代カシオの電波時計でうまいことどうにかできたらいいですね。それに、正確さを考慮して電波時計を次は選びたいんですよね。予算があればですけど(笑)」

果たして航海士である齋藤さんが、次に選ぶG-SHOCK次世代機とは、どのようなアイテムなのだろうか。

目次へ戻る
鉄道員インタビューへ
現場監督インタビューへ