兵庫県警は8日、以前通っていたバーの元ホステスの女性の顔写真をインターネット上に無断で掲載したとして、神戸市西区の59歳の会社員男を名誉毀損の疑いで逮捕した。顔写真は別人の裸の写真と合成(コラージュ)され、全裸写真として掲載されていた。

男は2007年4月から同年11月まで、現在会社員の25歳女性がホステスとしてアルバイトで勤めていたバーに、週1回の割合で通っていた。その際、女性に顔写真を送るよう依頼。女性はこの依頼に応じ、携帯電話で撮影した写真をメールで送信した。

その後、女性はバーを辞め会社員として働き始めた。だが、男は女性がバーを辞めた後も「食事に行こう」と月に1~2回の割合で女性を誘っていた。女性はその都度断っていたという。

今年4月、女性に知人から「あなたの全裸写真がインターネット上に掲載されている」と連絡。確かめてみると、女性になりすました形で、SNS上に女性の顔写真と別人の裸の写真を合成した写真二十数枚が掲載されていることを発見。4月26日に兵庫県警に被害届を提出した。

兵庫県警は捜査を開始、今月8日に男を逮捕した。男は役員ではないが、逮捕時、大手企業の参与という地位にあった。