日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)は、社内にクラウド・センターを開設したいユーザー向けに、ブレードサーバ、SANストレージ、ネットワーク機器、および管理コンソールすべてを1つのラックに集約し、仮想化ソフトの設定を行った上で納品する「1ラックソリューション」を本日より販売すると発表した。

従来このような環境を構築する場合、提供ベンダのヒアリングから、セッティング、動作検証にまで多くの期間を要していた。こうした中日立ソフトでは、ハード、ソフト、ネットワークなどのIT基盤と、それに付随するサービスを必要なときに必要なだけ1カ月から利用できる「SecureOnline」でのノウハウを活かして提供。機器の提供のほか、仮想化ソフトVMwareのインストールやパラメータの設定、各ハードウェアの修正パッチの適用、VMwareのバージョンアップなどを施した上で提供する。これにより、導入までの期間を短縮し、発注後3カ月で本格的なクラウド・センターを開設できるという。

参考価格は、基本モデルの設備および設定費用が7,000万円(税抜)。なお、別途設備および設定費用の18%が、年間保守費用として発生する。