Xilinxは、インドのPuneで開催されたアジア太平洋放送連合による第7回アジア・太平洋ロボットコンテスト(ABUロボコン)において、同社のFPGAを搭載した中国の西安交通大学(Xi'an Jiao Tong University)が2連覇を達成したことを発表した。

同ロボコンは、戦略的思考、リーダシップおよびチーム構成能力などを育成することを目的として開催されているもので、西安交通大学のチームは、中国代表として大会に出場し中東とアジア地域にまたがる16のチームを破り優勝を飾った。

同チームのロボットには、FPGAとしてSpartan-3Eが搭載されており、センサとアクチュエータのシステムをオンボードのマイクロプロセッサと接続すると同時に、Spartan-3A DSPによる高速ビデオ検出を実現している。また、ソフトプロセッサのMicroBlazeが、ロボットのサブシステム間を接続する中央通信ブリッジとしての役割を果たしている。

FPGAの提供は、同社のXilinx University Program(XUP)に基づくもの。同プログラムは1985年に創設された教育用プログラムであり、同社のプログラマブル・ソリューションを提供して教育と研究を促進しようというもの。現在、世界中で4,000を超す大学をサポートしている。

なお、2009年のABUロボコンは、2009年8月に東京で開催される予定である。