同日開催された製品説明会には、グラビアアイドルの南明奈が出席。パジャマ姿で「au BOX」をアピールした

KDDI、沖縄セルラーは25日、「mora for LISMO」や「LISMO Video」に対応した、au携帯電話向けのセットトップボックス(STB)「au BOX」を発表した。au BOX はPCを持っていないユーザーでも、テレビに接続するだけで簡単に音楽や映像を楽しめる製品となっている。11月1日より、月額315円でレンタルを開始する予定。

au BOXは、au携帯電話・テレビ・ブロードバンドをつなぐSTB。本体には、CD/DVDドライブとアンプ内蔵スピーカーを搭載する。インタフェースは、LANポート×1、USB 2.0ポート×2、AV入力端子×1、AV出力端子×1、音声入力端子×1、ACアダプタ接続端子×1を備える。

会場にはau BOXの実機が展示された

mora for LISMOやLISMO Video を再生するデモも行われた

通常のCD/DVDプレーヤーとして、手持ちのCD/DVDの再生が行えるほか、CDの楽曲やau携帯電話でダウンロードした「着うたフル」などを取り込み、au BOXで再生することが可能。最新の音響技術「EUPHONY」によるサラウンド再生が楽しめる。また、au BOXからソニーの「ウォークマン」に転送することも可能だ。このほか、ブロードバンドのインターネット環境に接続すれば、au向けの音楽配信サービス「mora for LISMO」や動画配信サービス「LISMO Video」のコンテンツを購入できる。ウェブブラウザにOperaを採用しており、テレビ画面を利用したウェブサイトの閲覧が可能。

購入した楽曲や動画は、TVで再生できるほか、au携帯電話(同サービス対応端末のみ)に転送することもできる。加えて、アナログ接続による外部ビデオ入力からのエンコード(QVGA対応、au携帯電話への転送可)、au携帯電話の充電(USB接続/充電ケーブル別売)などの機能を搭載する。KDDIの光ファイバー接続サービス「ひかりone」「ひかりone TVサービス」を契約していれば、ひかりone向けの動画配信サービス「MOVIE SPLASH」も利用できる。なお、購入した楽曲や動画は、携帯電話の利用料金とまとめて支払う「まとめてau支払い」で決済が可能。

au BOXのメインメニュー

ひかりoneTVサービス

LISMO Video Store (リスモビデオストア)

auケータイムービー

また、KDDIまとめて請求で「au BOX」を利用するユーザーは「ADSLセット料金」が利用できる。下り最大10Mbps・上り最大1MbpsのADSL接続サービス「ADSL one10」「au one net ADSLレギュラーコース10 (e)」が月額1,575円(インターネット利用料・モデムレンタル料込み)で利用できる。このほか、au BOX利用者向けに、音楽・映像情報を提供するDVDマガジン「U.」(ユー)を創刊する。

サイズ 約266(W)×約80(H)(脚部含む) ×約221(D)(端子部含まず)mm
重さ 約1.6kg
入出力端子 LANポート×1、USB(2.0)ポート×2、AV入力端子×1、AV出力端子×1、音声入力端子×1、ACアダプタ接続端子×1
使用可能容量(音楽CDをATRAC3plus/64kbps(推奨)でエンコードした場合) 約110曲(1曲あたり4分想定)保存可能
付属 リモコン(単四型乾電池2本)、LANケーブル(5m)、AVケーブル、S映像コード、オーディオ延長ケーブル、電源コード、ACアダプタ(AC100V)

同日、都内で開催された説明会には、KDDIの取締役執行役員常務 コンシューマ事業統轄本部長の高橋誠氏がプレゼンテーショングラビアアイドルの南明奈が出席した。

高橋氏はau BOXを、自分のPCを持たないユーザーでも、簡単に音楽や映像を楽める、“ケータイ専用アミューズメント・ボックス“と定義。PCレスでLISMOが利用できる点、mora for LISMO、LISMO Video、ひかりone TVなどのストリーミングサービスを利用できる点をアピール。「これらの機能を月額315円で利用できる。携帯コンテンツを1つ買うのと同じ価格で利用できる」と説明した。