パイオニアは11日、「KURO」シリーズのプラズマテレビ「KRP-600A」(60V型)、「KRP-500A」(50V型)と、プラズマモニター「KRP-500M」(50V型)を発表した。発売は10月下旬より。価格はKRP-600Aが94万円、KRP-500Aが67万円。KRP-500Mのみ価格はオープン。推定市場価格は60万円前後。

KRP-600Mと同じプラズマパネルを搭載する「KRP-600A」

使用されているプラズマパネルは同社製。この3モデルが、同社製プラズマパネルを使用する最後のモデルとなる。同パネルは、予備放電を低減することで、より深い黒の表現、鮮明な色表現を可能にするというもの。また「新ダイレクトカラーフィルター」の採用により、外光の映り込みや、多重反射によるフォーカスの低下を防止される。3モデルとも、6月に発売されたハイエンドプラズマモニター「KRP-600M」のパネルや機能をベースにしている。今製品では、従来よりも黒の輝度を1/5に下げることで、黒の深さをアップ。コントラスト比を高めている。

KRP-500Mは、画面のサイズが50V型という点以外は、KRP-600Mと同様の内容。もちろん、1から画質を設定するディレクターモードも搭載されている。さらに、プラズマテレビのKRP-600A/500AもKRP-600M/500Mと同じパネルを採用。それだけでなく、こちらの2モデルにも、モニターモデルと同様にディレクターモードが搭載される。さらに、テレビでは、ソースの内容と部屋の明るさにあわせて、自動的に画面の明るさや音質もコントロールする「新リビングモード」を搭載。マニュアルでの詳細なセッティングだけでなく、オートでの使いやすさも実現している。

サウンド面では、新開発のドライバーユニットを採用。このドライバーユニットは、EXシリーズやTADなどと同様にコルゲーションエッジ構造を採用しており、切れのよい低域とクリアな高域を低歪で再生する。搭載されているアンプの出力は18W×2。