最後は、林憲一氏、笠原一輝氏、高橋敏也氏、そしてアスキー・メディアワークスから伊藤有氏、Windows Home Serverの開発担当者であるAdam Herscher氏が参加し、パネルディスカッションが行われた。「増えていくデータ、どう整理されてます?」というテーマでは、笠原氏が集まったユーザーに逆質問するシーンも。伊藤氏が「DVDには焼かない」と言えば、会場でもDVD焼き派は少数な様子。もはやHDDのバックアップはHDDが標準といった状況で、その点もWindows Home Serverの魅力であるようだ。
また、「Windows Home Serverの使い方」というテーマでは、やはり家庭内に保存した録画データなどを出先から参照するという使い方が多くの支持を集めた。編集やライターという職業柄、会社に泊まりなどの状況からでも録画番組がチェックできることで、「元気が出る」(伊藤氏)とのこと。なお、今後のWindows Home Serverに期待すること、あったらいいなという機能というテーマでは、様々な意見が出たが、実現のためには「リクエストを送ること」が重要とのこと。Windows Home Serverフォーラムなど、開発者直結の窓口を設けているのも同OSの特徴だ。
会場にはWindows Home Serverを搭載する展示機がずらり。デル、NECといったいわゆるサーバメーカーから、エプソンダイレクトやショップブランドなど20台あまりが一堂に展示されていた。大型きょう体やスリム、コンパクトなきょう体まで、使用シーンに合わせて様々なタイプがあり面白い。そしてAntecd、アビーの各デモ機、ウエスタンデジタルとシーゲイトの主要なHDD製品も展示されていた。