ソニーは3日、ブルーレイディスクプレーヤー「BDP-S350」「BDP-S5000ES」を発表した。発売は12月6日。BDP-S350の価格はオープンで、推定市場価格は4万5,000円前後。BDP-S5000ESの価格は29万4,000円。

コンパクトなエントリークラスブルーレイディスクプレーヤー「BDP-S350」

CREASに加え、構造面での振動対策、干渉対策などが施された高画質/高音質モデル「BDP-S5000ES」

BDP-S350は、エントリークラスのブルーレイディスクプレーヤー。幅約430mm×高さ60mm×奥行き220mmというコンパクトな筐体を採用する。低価格ではあるが、「24p True Cinema」に対応しており、対応するブラビアとHDMI接続した場合、24pで記録された映像はそのまま24pで出力される。アップスケーラーも搭載しており、SD画質のDVDなども高精細なハイビジョンプログレッシブ映像として出力可能。1080/60pのプログレッシブ出力にも対応しており、録画したハイビジョン番組などを再生する場合でも、さらに高品位な出力が可能だ。また、AVCHDにも対応。同日発売されたブルーレイディスクレコーダーで記録したメディアを、そのまま再生可能だ。AVCHD記録されたDVDの再生にも対応する。

BDP-S5000ESは型番に「ES」が付けられていることからも分かるように、高画質・高音質再生を特徴としたモデル。高画質回路の「CREAS(クリアス)」が搭載されており、8bit/10bitの映像を14bit相当へと高階調化して出力することが可能だ。FB(Frame and Beam)シャーシや、外部からの影響を打ち消す偏心インシュレーターの採用といった振動対策が取られているほか、電源、映像、音声の基盤を完全独立させることで、回路間の干渉を防ぐ構造など、高音質/高画質のためのさまざまな技術が盛り込まれたものとなっている。

また、両モデルとも高気密のダブルシェル構造と、強化されたディスクトレイなどの採用によって、静粛性、読み取り精度をアップし、さらに、3軸補正技術により、収録された信号を欠損なく読み取る、新開発の「プレシジョンドライブHD」を採用している。