ソニーは2日、スカイパーフェクTV!のハイビジョン放送に対応したデジタルCSチューナー「DST-HD1」と、チューナーとアンテナ、アンテナ取り付けキットをセットにした「SAS-HD1SET」を発表した。発売は10月15日で、価格はオープン。推定市場価格は、DST-HD1が3万7,000円前後、SAS-HD1SETが4万5,000円前後。

スカパー!HDのハイビジョンチャンネルに対応したデジタルチューナー「DHT-HD1」とアンテナのセット「SAS-HD1SET」

DST-HD1は、10月1日より開始が予定されているスカパー!HDのハイビジョンチャンネルに対応したチューナー。ハイビジョンチャンネルは、110°CSではなく、通常のスカパー!と同じ東経124/128°のCS放送。当初は15chでスタートするが、来年の10月には70chにまで増やされる予定。放送内容は一部を除いて従来のスカパー!と同じだが、映像はハイビジョン化される。DST-HD1では、このハイビジョンチャンネルだけでなく、既存のチャンネルの試聴も可能だ。

セットモデルのSAS-HD1SETに含まれるアンテナ「SAN-40DK3」は既存の製品。ハイビジョン用ということで、特に従来の製品から変化している部分はないとのことで、スカパー!用のアンテナがすでに設置されている環境ならば、チューナー単体を導入するだけで、ハイビジョンチャンネルの試聴が可能になる。

DHT-HD1は、ブラビアリンクにも対応しており、ブラビアのリモコンで番組表や予約リストの表示、録画の予約、「お好みリスト」の呼び出しなどを行うことができる。お好みリストとは、スカパー!のチャンネルから、よく試聴するものを選択してリモコンに登録するというもの。画面上にはチャンネルがアイコン表示される。

なお、DST-HD1ではハイビジョン視聴は可能だが、ハイビジョンでの録画はサポートされていない。スカパー製のチューナー「SP-HR200H」では、DLNAとDTCP-IPによって、ハイビジョン録画機能を実現する予定としているが、DHT-HD1では未定とのこと。

「お好みリスト」に登録したチャンネルは、アイコンで表示され、簡単に選局が可能