日本ビクターは、マグネシウム振動板を採用したハイファイスピーカー「SX-Mシリーズ」の新製品「SX-M7」を10月上旬より発売すると発表した。価格は31万5,000円(1本)。

「SX-M シリーズ」の上級モデル「SX-M7」

同製品は、適度な内部損失と減衰特性を併せ持ち、癖のない自然な音色が特徴のマグネシウムをツィーター、ウーハーの振動板に採用。さらに、振動板形状は、非対称形状により素材の共振を分散させ、自然な音色再現が可能な、同社独自の「オブリコーン / オブリドーム」を採用している。低音域用に「ノンプレスパルプコーン」採用の19cmボトムウーハーを2個搭載。振動板とセンターキャップには、高品質パルプを使用。軽量で曲げ剛性の高い「オーブン乾燥ノンプレス仕上げ」とし、躍動感のある低域再生を実現したという。

キャビネットは内部を2重構造とした「スタガードバスレフ構造」を採用。これにより、マグネシウム振動板の反応の速い低域と、パルプコーンの躍動的で腰のある低域をブレンドし、最適化している。

ウーハーユニットを背面から固定するメカニカルベースマウントを採用しており、駆動点を安定させるとともに、音源に影響を与える振動を大幅に低減。側面は、MDF材をチェリー突き板でサンドイッチした板材と、チェリー無垢材の響棒による側面補強により、キャビネットの響きをコントロールしている。

*主な仕様
種類 3 ウェイ 4スピーカー バスレフ型
スピーカーユニット 低域用 19.0cm コーン型スピーカー×2
中低域用 14.5cm コーン型スピーカー
高域用 1.9cm ドーム型スピーカー
定格入力(JIS) 38W
最大入力(JIS 150W
定格インピーダンス
再生周波数帯域 26Hz-65,000Hz
出力音圧レベル 88.0dB/W・m
クロスオーバー周波数 150Hz / 3,500Hz
寸法 274(W)×(H)968×419(D)mm
(スピーカーターミナル、サランボード含む)
質量 39.0kg(1本・本体)