ヤマハは28日、フロア型スピーカー「NS-F700」と、ブックシェルフスピーカー「NS-B750」を発表した。発売は9月下旬。価格は、NS-F700が7万4,550円、NS-B750が4万4,625円(いずれも1台)。
NS-F700は、3Wayバスレフタイプのフロア型スピーカー。「スラントパーテーション」「バーチカルラダー補強」、さらに天面を「曲げ練り」の技法によるラウンドフォルムの採用でで、バッフル前後面以外の平行面をなくすなど、「Soavo」シリーズで採用されている技術をふんだんに投入している。これらにより剛性のアップ、不要共振の抑制に加え、スピーカーキャビネットの響きの良さも引き出しているという。搭載されているユニットは、A-PMD(Advanced Polymer Injected Mica Diaphragm)振動板を採用した16cmコーン型ウーファー、13cmコーン型ミッドレンジ、DC-ダイヤフラム方式の3cmアルミドーム型ツィーター。100kHz(-30dB)までの高域再生を可能としている。
NS-B750も、ラウンドさせた天面など、同様の技術が使われたモデル。使用されているユニットは、A-PMD振動板の13cmコーン型ウーファーに、DC-ダイヤフラム方式の3cmドーム型ツイーター。こちらも、100kHzまでの高域再生が可能だ。2モデルは、NSシリーズとSoavoシリーズの間を埋める製品。
同社では、6月に発売されたA-S1000と組み合わせれば、ハイコストパフォーマンスなピュアシステムが構築できるとしており、さらに、NS-F700をフロントにNS-B750をサラウンドにといった、ハイグレードなシアターとしての用途も視野に入れているとのことだ。
型名 | 許容入力 | 最大入力 | インピーダンス | サイズ | 質量 |
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NS-F700 | 40W | 160W | 6Ω | 幅354mm×高さ1012mm×奥行き374mm | 25kg |
NS-B700 | 30W | 120W | 6Ω | 幅198mm×高さ350mm×奥行き290mm | 6.7kg |