東京ビッグサイトで開催された「ワイヤレスジャパン2008」でアイ・ビー・エス・ジャパンは、Bluetooth接続のGPSやモバイルプリンターなど、携帯電話の周辺機器を中心に展示した。

IBS japanブース外観

今回のワイヤレスジャパン2008出展企業の中でも、ブーススペースはかなり小さなアイ・ビー・エス・ジャパン。しかしその展示の内容は実用性に富んだ製品が多く、モバイルガジェットユーザーならば押さえておきたい企業の1つだ。

説明員が同社の中で現在最も売れていると話してくれたのが、Bluetooth接続のプレゼンテーションツール「SHOWMATE」。Bluetoothを搭載したPDAやスマートフォンから画面情報を出力し、プロジェクターやディスプレイに表示できるというもの。

通信速度の関係などから動画の出力には適さないが、プレゼン資料のスライドショーなどに威力を発揮するという。購入層もほとんどがビジネスユースとのこと。重いPCを持ち歩かずに済むのがビジネスマンに好評な理由だそうだ。

出力は800×600ドット(SVGA)まで対応

USBによる入力も可能だが、Blackberry端末専用だ

キーホルダー型の超小型GPS「Bluetooth-GPS」は、その名の通りBlurtooth接続で利用可能なGPSレシーバだ。現在日本では多くの携帯電話にGPSが搭載されているが、スマートフォンなどではまだまだ搭載機種が少ない。モバイルgoogleマップを始め、多くのモバイルアプリケーションがGPSへの対応を進めるなか、その利用価値は日々高まっていると言えよう。

Bluetooth-GPSのGPS精度は非常に高く、正しく電波を受信出来る状況なら誤差は1~5m程度だという。駆動時間も10時間と長く重量も28gと非常に軽いため、カバンなどに付けて常に携帯するには最適だ。

電源には充電式リチウム電池を搭載。車内充電用シガーソケットアダプタが付属するのもビジネスマンには心強い

このほか、Bluetooth接続の携帯型モバイルプリンター「M220」や、microSDカード/SDメモリーカード変換アダプタ「IMSC-01」などを展示。無線技術では、屋外用のワイヤレス・イーサネット機器「AWK-1200」や、省電力ワイヤレス通信技術としてZigBeeソリューションなどが紹介されていた。

データをレシート状にプリントアウトできる

”あったら便利だな”から生まれた製品だそうだ

工場などでの使用を想定しているとのこと

ホームネットワークへの活用を提案するZigBee

ブース正面では抽選大会なども行なわれ、小さな出展ブースの前には終始人だかりが出来ていた。モバイル分野では今後も目が離せない企業の1つだろう。

(あるかでぃあ/K-MAX)