オーディオテクニカは30日、ヘッドホンの新モデル7機種11モデルを発表した。発売は7月25日を予定している。

ATH-CKM90は、新開発のバランスドアーマチュアドライバーを搭載したモデル。とくに、中低域の表現力が高められているという。ハウジングには、剛性の高い純チタンを採用。振動の低減が図られている。コードはY型で0.6m。1.0mの延長コードが付属する。

バランスドアーマチュアドライバーを採用した高音質も出る「ATH-CKM90」

ダイレクトダイアフラムマウント方式を採用した「ATH-CKM70」

ATH-CKM70は、12.5mm径の大口径ドライバーを搭載したダイナミック型のインナーイヤーヘッドホン。ダイヤフラム(振動板)をユニットシャーシにダイレクトに取り付ける「ダイレクトダイヤフラムマウントドライバー」を採用することで、同じ口径でも、従来の台座に取り付ける方法より、ダイヤフラムの有効面積が約20%広がっており、パワフルな再生音と軽量化を両立している。ハウジング部分は剛性の高いステンレスを採用。コードはY型で0.6m。1.0mの延長コードが付属する。

小さめのハウジングを採用したネックストラップ型の「ATH-C100NS」

ATH-C100NSは、ネックストラップ型のインナーイヤーヘッドホン。同社では、いわゆる一般的なインナーイヤーヘッドホンと、耳栓型のヘッドホンの両方をインナーイヤーヘッドホンと表記しているが、こちらは前者のタイプ。使用しているドライバーは、13.5mm径。ハウジングの外形が15.8mmに抑えられており、軽い装着感を実現している。

テレビ用もラインナップされる「ATH-C500」

ATH-C500は、半球状のデザインのインナーイヤーヘッドホン。使用されているドライバーの口径は14.8mm。コードはY型で、長さが0.6mのATH-C500S、1.0mのATH-C500M、5mのATH-C500LVがラインナップされる。ATH-C500LVはテレビ用で、コード長の調節が可能な丸形のスライダーとボリュームが装備される。

ATH-C710は、12.5mm径のドライバーを採用したインナーイヤーヘッドホン。耳の小さな人でもラクに装着が可能だ。コンパクトなサイズだが、低域の再生能力を高めるため、ハウジングにはダクトが設けられている。また、ATH-CKM70と同様に「ダイレクトダイヤフラムマウントドライバー」が採用されている。コードはU型で、0.6mのATH-C710Sと、1mのATH-C710Mとがラインナップされる。

小さめのハウジング「ATH-C710」(左)と15.4mmの大口径ドライバー採用の「ATH-C730」。両機種とも「ダイレクトダイアフラムマウント方式」を採用

ATH-C730も、ATH-C710と同様に「ダイレクトダイヤフラムマウントドライバー」採用モデル。こちらは、15.4mm径の大口径ドライバーを採用。また、低域増強用のダクトも装備する。コードはU型。0.6mのATH-C730Sと1mのATH-C730Mがラインナップされる。

ATH-FW3は、ハウジングの根元部分でたたむことができる、ポータブルタイプのオーバーヘッドヘッドホン。ボタンをモチーフにしたデザインが特徴。コードはY型で1m。

折り畳みが可能なポータブルヘッドホン「ATH-FW3」

主な仕様と価格
タイプ 型名 価格
バランスドアーマチュア型 インナーイヤーヘッドホン ATH-CK90M 1万8,900円
密閉型 インナーイヤーヘッドホン ATH-CKM70 1万2,600円
ネックストラップ型 インナーイヤーヘッドホン ATH-C100NS 2,100円
インナーイヤーヘッドホン ATH-C500S 1,890円
ATH-C500M 1,890円
ATH-C500LV 2,520円
ATH-C710S 2,520円
ATH-C710M 2,580円
ATH-C730S 2,520円
ATH-C730M 2,520円
ポータブルヘッドホン ATH-FW3 3,575円