OpenOffice.org日本語プロジェクトは25日、オープンソースのオフィススイート最新版「OpenOffice.org 2.4.1 日本語版」をリリースした。動作環境はWindows 98 / Me / 2000 / XP / 2003 / Vista、Linux x86。バイナリパッケージは、JRE (Java Runtime Environment) の有無が異なる2種類が用意されている。
今回のリリースは、6月10日にリリースされた英語版2.4.1に準じるセキュリティアップデート。悪意のもと作成されたファイルを開くとヒープオーバーフローや任意のコードを実行されてしまう脆弱性 (CVE-2008-2152) が修正されたほか、前バージョンの公開以降に発見された不具合が解消されている。
なお25日には、OpenOffice.org開発チームから、次バージョンの最新デベロップメントリリース「OOo-Dev 3.0 Developer Snapshot (Build DEV300_m21)」が公開されている。現在OpenOffice.org 3.0の開発ブランチは、正式リリースに向け変更を重ねる「DEV300系」と、β版としての安定性を重視しメインブランチに統合するコードを厳選する「BEA300系」の2系統に分かれ進行中。前者に属す今回のリリースでは、数種類の言語リソースがアップデートされるなど、9月に予定されている正式リリースに向け機能向上が図られている。