6月21日に都内にて、プレイステーション 2用ソフト『戦国BASARA X(クロス)』の完成記念トークライブが開かれた。PS2『戦国BASARA X』は、3Dアクションゲームとして人気の『戦国BASARA』シリーズを、2D対戦格闘にアレンジ。すでにアーケード向けちして稼働している。会場にはカプコンの小林裕幸プロデューサーと、ゲストとして本作で「お市」の声優を務める能登麻美子が登場し、トークにゲーム対決にと大盛り上がりとなった。

お市役の能登麻美子と小林プロデューサーのトークから。画面に映るのがお市で、本作では唯一使用可能な女性キャラとして登場

トークで、お市役に決まったときの感想を聞かれた能登は「強い女性かと思ったら心を病んだキャラクターで、台本を読んでびっくりしました(笑)」と明かし、お市の設定には驚かされた様子。それでも「市の嘆いているような、世をはかなんでいるような心情を、丁寧にやりたいと思いました」と、演じたときの気持ちを語ってくれた。またここで、小林プロデューサーが能登へ、お市のセリフが可愛いのでぜひこの場で披露してほしいとリクエスト。能登が切なげな声でセリフを読むと、会場からは大きな拍手が巻き起こった。

格闘ゲームの製作は本作が初めての小林プロデューサー。「格闘ゲームを新しく作るなかで音質や内容について、かなりの戦いがありました」と語った

格闘ゲームについて能登は「(『ストリートファイターII』の春麗の技である)スピニングバードキックが出てうれしかった記憶があります(笑)」とコメント

会場が一番熱く燃えたのは、PS2『戦国BASARA X』を使用してのエキジビジョンマッチ。能登はPS2版初搭載の「簡単モード」を選択すると、小林プロデューサーは「ここで負けると恥ずかしいので、真剣にやります(笑)」とガチンコ勝負を宣言! 操作に悪戦苦闘する能登だったが、会場は能登に対する応援一色で、攻撃をヒットさせるごとに大きな歓声が沸き起こった。そしてその声援が効いたのか能登が優勢となり、小林プロデューサーからは「やばいですよ(笑)」という声が漏れるほどに。そして見事に能登勝利で決着し、能登はもとより、会場のファンは大喜びとなった。

小林プロデューサーは片倉小十郎を、能登はもちろんお市を選んでのガチンコ対決。慣れないながらに頑張る能登には、会場より熱い声援が起きた

続いて行われたのは質問コーナー。なぜ能登をお市役にキャスティングしたのかという質問に対して小林プロデューサーは、「お市のキャストを考えているときに、能登さんが深夜アニメで怖いキャラを演じていたんですね。それにピンときたのが僕で、それをディレクターがOKしました(笑)」と、初公開となる裏話を披露してくれた。また、夫の浅井長政におにぎりを握るなら具はなにがいいかという質問に能登は「一番好きなものを入れてあげたいと思いますが、戦う男には疲れのとれる梅がいいと思います」と、女性らしい優しい答えを聞かせてくれた。

限定版に同梱される「戦国バサラ ボイスかるた」を使用し、能登のサイン入りポスターが当たる抽選会も開催。前田慶次や本多忠勝ら男性陣のセリフを、能登がかっこよく読み上げてくれた

完成記念にふさわしい盛り上がりとなった、今回のイベント。最後にイベントの感想として能登は「ファンには、待ちに待ったという感じだと思います。また、私にも楽しめるというのを身をもって教えていただきました(笑)。ぜひ、みなさんも楽しんでください」と笑顔で語ると、小林プロデューサーは「『BASARA』はこれで終わりではなく、『X』は新しいチャレンジとして続いていきます。末永く応援よろしくお願いします」と語り、イベントを締めた。

こちらがゲーム画面。ぜひお市を使用して、ゲームクリアを目指してほしい。またキャラごとに援軍が用意されており、お市には浅井長政が駆け付ける

豪快な必殺技も見逃せないポイント。BASARA技と呼ばれる必殺技を使えば、敵に大ダメージを与えられる

PS2『戦国BASARA X』は6月26日発売予定。「戦国バサラ ボイスかるた」が入った限定版が8,390円。通常版は6,290円
対応機種 プレイステーション 2
ジャンル 対戦格闘
発売予定日 6月26日
価格 6,290円 (通常版)
8,390円 (限定版)
CEROレーティング B (12才以上対象)
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