"Web 2.0レディ"を標榜するWebブラウザ「Flock」の最新版が公開

米Flockは5月30日 (米国時間)、Firefoxをベースに開発されたソシアルWebブラウザの最新版「Flock 1.2.1」をリリースした。動作環境はWindowsとLinux、Mac OS X。現時点では英語版のバイナリパッケージのみ公開されている。

今回のリリースでは、Firefox 2.0.0.14 / Gecko 1.8.1.14をコードベースに採用。パフォーマンスの向上やメモリリークの修正など、バージョン2.0系Firefoxの最新機能やセキュリティアップデートを反映しつつ、Flock独自の双方向コミュニケーション機能を向上させた。

対応するネット上のサービスを横断的に表示するサイドバー「People」は、米国で人気のソーシャルニュースサイト「digg」を新たにサポート。ファイルの送受信にも対応するコミュニケーションサービス「Pownce」にも対応している。Webメールサービスでは、新たに「AOL Webmail」が加えられている。

Flockは、各種オンラインサービスとの親和性を重視したWebブラウザ。FlickrやYouTubeなどの写真 / 動画共有サービス、Yahoo! mailやGmailといったWebメールサービス、TwitterやPownceのようなコミュニケーションサービスをブラウザ標準の機能として統合していることが特徴。ユーザはサイドバーやツールバーから各種サービスにアクセスしたり、ドラッグ&ドロップのような直感的な方法でファイルを転送したりすることが可能。