「SO706i」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)

NTTドコモは27日、FOMA携帯電話の新製品「SO706i」(ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製)を発表した。Style-Upパネルによる"きせかえ"が楽しめる折りたたみ型の携帯電話で、国際ローミングサービス「WORLD WING(3G+GSM)」に対応する。7月発売予定。

前機種のSO705iでは対応しなかったGSMローミング機能とワンセグ受信機能を搭載した。ワンセグのアンテナは内蔵型になっており、本体を開いた状態で良好な受信状況となる。microSDカードにワンセグ放送を録画することも可能。

3G(W-CDMA)に加えて、GSMでのローミングも可能になった事で、利用できる地域が広がった。海外で役に立つプリインストールコンテンツは、データ通信無しで使える英和・和英辞典のほか、よく使う会話文を待受画面として設定でき、渡航先での会話を支援する機能を備えた「TalkMan Flash」や、「世界の歩き方」「世界遺産」のほか、待受画面を表示するたびにテーマに沿った読み物がランダムに表示される「まちうけ文庫」が用意される。

開いた状態

キー配列はSO906iと極力そろえられている

TalkMan Flashは、音声再生なしのバージョン(英語・中国語)がプリインストールされており、音声付きのバージョン(英語/中国語/フランス語/ドイツ語/韓国語)は、ソニー・エリクソンのiモード公式サイト「PlayNow by SO」からダウンロードすることができる。

背面

デコメール関連のプリインストールコンテンツも充実しており、自分でデコメ絵文字やデコメピクチャを作ることが出来るアプリ「デコ絵つくーる」も引き続き用意される。

ソニー・エリクソンの70Xiシリーズ端末の特徴である、背面の着せ替パネル「Style-Upパネル」は、SO706iでも継承されている。海外でも広く使えるようになったことにちなみ、海外の6都市をイメージしたパネル「PanelTravelシリーズ」のほか、ラインストーンや付属のシールを用いてデコレーションできる「クリアパネル」が用意される。

なお、SO706iはSO705iと同様、NEC製のLinuxプラットフォームソフトウェアをベースとして開発されており、ユーザーインタフェースの多くの部分がN706iと共通。ただしキー配列はSymbian OSを採用するSO906iに極力そろえられているので、以前のソニー・エリクソン機種を使っていたユーザーにはあまり違和感が無いだろう。

(井上翔/K-MAX)

寸法 105×49×13.4mm
質量 約98g
連続待受時間(静止時) 約580時間
GSM連続待受時間(静止時) 約290分時間
連続通話時間(3G /GSM) 約220分/約190分
連続テレビ電話時間 約100分
メインディスプレイ 約2.8インチフルワイドQVGA(240×427ドット)TFT液晶(262,144色)
サブディスプレイ -
外部メモリー microSDカード(最大2GB)
外側カメラ 有効約200万画素CMOSカメラ
内側カメラ -
ピンクゴールド/プラチナホワイト/オニキスブラック