工人舎は4月15日、モバイルノートPC「KOHJINSHA SAシリーズ」で機能を厳選することで5万9800円というシリーズ最安値を実現した「SA5KX08AL」、Officeを搭載しながら価格を7万9800円に抑えた「SA5KX08FL」の2モデルを発表した。4月18日に、上新電機、ソフマップ、ビックカメラ、ベスト電器、ヨドバシカメラの主要店で販売開始。工人舎Webサイトでは4月15日に受注を開始し、4月18日に販売開始する。

KOHJINSHA SA5KX08FL

SAシリーズは、外出時のメール送受信、インターネット閲覧、作成したファイルの確認・修正、訪問先でのプレゼンテーションなどを主な目的とした持ち運びに便利なサイズのモバイルノートPC。小型でありながら、100kgの対荷重試験をクリアした堅牢性を持ち、CPUにAMD Geode LX800、OS にMicrosoft Windows XP、512MBのメモリー、80GB HDDを搭載するなどといったモバイルライフに十分な性能を持っている。前モデル「SA5SX04A」と比較すると、タッチスクリーン機能を省き、ディスプレイの解像度が1024×600ドットから800×480ドットに変更された代わりに、ハードディスクが40GBから80GBへアップ。価格は6万9800円から5万9800円と低価格化を実現している。

特徴的な液晶ディスプレイは180度回転可能。液晶左にはスティックポインタを、右はスクロールボタンとマウスボタンを装備。ディスプレイを180度回転させて本を持つように両手で操作すれば、電車内などのスペースに制限がある場所でも使いやすい。キーボードには新型パンタグラフキーボードを装備。キーピッチ16.8mm、キーストローク1.5mmとキーボードの機能性はそのままに小型化を果たしている。

CPUは発熱量が少なく組み込み機器向けに信頼性の高いAMD Geode LX800を採用。低消費電力とファンレスの静音性とあわせ持ち、約5時間のバッテリ駆動を実現している。メモリはWindows XPを採用したモバイルノートPCでは大きめの512MBを搭載。容量の大きなメモリによりCPUへの負荷を軽減することで、動作効率を高めた。

本体は小型サイズだが、ハードディスクは1.8インチに比べて処理速度の速い2.5インチを採用。カードスロットとして、コンパクトフラッシュのほか、SDメモリーカード、メモリースティック、MMCカードに対応した3in1スロットを搭載することで、さまざまなメディアが利用可能。左右側面にはUSB2.0ポート、外部ディスプレイが接続できるアナログCRTポートを装備。通信機能として、LANポートだけでなく無線LANにも対応している。

スペック

「SA5KX08AL/FL」

CPU AMD Geode LX800
OS Microsoft Windows XP Home Edition SP2
メモリ 512MB
HDD 80GB
ディスプレイ 7 型ワイドTFT カラー液晶
特徴 3in1メディアカードスロット、CFカードスロット(Type-II)×1、USB2.0 ポート×2、LAN ポート、アナログCRTポートほか
ビジネスソフトウェア Microsoft Office Personal 2007(SA5KX08FL)
サイズ 約218(W)×163(D)×25.4(H)mm※突起部を含まず
質量 約945g(標準バッテリ装着時)