富士通は、4月16日から20日までイタリア・ミラノで開催される「JAPAN DESIGN 2008 -INNOVATION-」に出展する。

JAPAN DESIGN 2008 -INNOVATION-は、世界最大級のインテリアとデザインの見本市、ミラノ・サローネの一環としてミラノ・ルトーナ地区で開催されるデザイン展。自動車や家電、情報関連機器、生活用品など日本の主要な産業分野から15社が参加し、各社の製品やプロトタイプの展示を通じて、ジャパンデザインを世界に発信するというもの。富士通は2005年からPCや携帯電話のコンセプトデザインを出展しており、今年は環境にやさしい「サステナブルデザイン」の1つとしてコンセプトデザインPCのプロトタイプ「WoodShell」と、日本で実際に販売されている植物性由来プラスチックを筐体の一部に採用したノートPC「FMV-BIBLO NX95Y/D」を出展する。

コンセプトデザインPCのプロトタイプ「WoodShell」

筐体の約3割に植物性プラスチックが採用された「FMV-BIBLO NX95Y/D」

WoodShellは、杉の間伐材といった天然素材や植物性プラスチックを採用し、地球の環境や資源を大切にするとともに、製品を単なる道具でなく愛着を持って長く使ってもらうことに重点を置いたコンセプトデザインPC。FMV-BIBLO NX95Y/Dは、トウモロコシを原料とした植物性プラスチックを2002年に世界で初めてPC素材に採用したモデル。改良を重ねることで筐体の約3割に植物性プラスチックが採用されている。