カプコンから3月27日に発売される、プレイステーション・ポータブル専用ソフト『モンスターハンターポータブル 2nd G』。そのメディア向けの「事前体験会」が、東京のカプコン社内にて行われた。そこで知った驚きの新要素や、操作感について、ちょっと紹介してみよう。
準備万端!? クエストをプレイしてみる
1つのテーブルに4台のPSPが置かれ、真ん中にはアイルーたちのぬいぐるみ。他の媒体の方も一緒になごやかな雰囲気で「体験会」はスタートした。
この「体験会」では、プレイ条件があらかじめ定められており、カプコン側で作成されたセーブデータを使用。キャラクターも上級クエストにも耐えうるように作成済みのものを使ってプレイした。なので、実力不足の私でも、けっこうスムーズに進める予感。
軽い談笑の後、カプコンの担当の方から「それでは皆さん、まずはシングルプレイから体験していただきますので、ネコートさんからクエストを受注してください」と言われ、いよいよプレイスタート。PSPを握る手には早くも汗が……。ネコートさんについては、既報のとおり。村長さんの近くにいるネコートさんに、依頼を受けるべく話しかける。受けた依頼は、「極秘依頼 眠鳥を狩れ!」。まずは準備を整えるため、自宅へと向かった。もちろんキャラクターのですよ。
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中央にいるのがネコートさん |
これが初めて受けたクエストの依頼 |
なお、ポッケ村の様子は前作とあまり変わらない印象。しかし、ポッケ農場がパワーアップ(?)しており、さまざまな施設や虫の茂み、採掘ポイントに新たな場所が追加されているようだ。さらに釣り用桟橋の場所では、残りエサの回数も表示されるようになっている。
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風光明媚なポッケ農場! 採掘ポイントや虫の茂みなども新たに追加されているようだ |
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残りエサの回数が表示されるのは、地味ながらもうれしいところです |
また、アイテムが必要なポッケ農場の採集場所(畑のウネ、爆弾採掘)では、あらかじめアイテムをポーチに入れてなくても、アイテムボックスにあれば直接取り出すことができたり、採集中にポーチがいっぱいになったときも、「ボックスへ」送る選択肢が出てきたりと、快適性はかなり増している。
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ポーチの中にないアイテムも、アイテムボックスにあれば、わざわざ取りに戻る必要なし。ポーチがいっぱいになっても、2nd Gなら、捨てたりせずにアイテムボックスへ直接送ることができる |
アイテム屋などで買い物をする場合も、"買って送る"という機能が追加されており、購入後、自動的にアイテムボックスへ送れるようになっているのもうれしいポイントである。担当の方の話では、クエストクリア後の報酬もポーチに入りきらないときは直接アイテムボックスに送れるとのこと。まさに至れり尽くせり、といった感じである。
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アイテム屋で購入したものをそのままアイテムボックスへ! 今後は、無駄にたくさんの買い物をしてしまわないように注意しなければ…… |
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アイテム売却時にアイテムポーチを整理できるよう、整頓機能が追加されている。2nd Gの快適性はかなり増している印象だ |
さらに、アイテム収納ページはL/Rボタンでページが切り替わり、ぐっと見やすくなっている。そして驚くことに、アイテムボックスの1枠は99個単位での保管が可能!(初期状態で800枠)。アイテム関連の管理は非常に快適になりそう。
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すべてのアイテムを1枠99個単位で保管できる。初期状態では800枠だが、最大1000枠まで拡張できるとのことだ |
アイテムボックス内のアイテムを調合して新アイテムを作り出せる。このボックス内調合は、小型アイテムボックスでも実行可能だ |
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お気に入りの装備に一発で着替えられる"マイセット機能"。2nd Gでは、前作よりも登録できる数が倍に増えている |
とりあえず、準備もそこそこ、装備もそのままで、アイルーキッチンへ。クエスト前はとにかく腹ごしらえである。ここでも、新たな新要素を発見。キッチンアイルーからアイテムを要求されたときや、"よろず焼き"をするアイテムを選ぶ際も、直接アイテムボックスから渡せるように改良されているのだ。
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キッチンボードのよろず焼きもボックス内にあるアイテムから選択可能 |
キッチンアイルーにもボックス内からアイテムを直接渡すことができる |
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料理を食べることで、ときどき発動する"キッチンスキル"にも、新スキルが追加されている |
一通り準備を済ませ、あらかじめ登録されていたアイルーの中から、シングルプレイのみで連れていける「オトモアイルー」を選ぶことに。オトモアイルーについても既報のとおりだが、筆者はどちらかというと攻撃的なアイルーを連れて行くことにした。
このクエストの目的は「ヒプノック」を狩ること。途中で遭遇したモンスターを倒して、意気揚々としていると、「あ、それ違います。雑魚です」。……失礼しました。さあ、気を取り直して道を進むと……いた!! そして狩猟開始。相手はかなり手強い。さすがは極秘依頼だ。こちらの装備は武器も防具もかなり強力なのだが、ここらあたりはプレイヤーの腕。「力尽きました」のメッセージとともに、キャンプまで運ばれてしまいました……。
面白さももちろん4倍!? 「協力プレイ」にチャレンジ
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気分は狩人(ハンター)の4人 |
「では、次は4人での協力プレイをやってみましょう」ということで、筆者はとりあえず、装備を軽いものにチェンジしてみた。手数で戦ってやろうとの企みのもとに……。さあ、PSPならではのアドホック通信を利用しての協力プレイ。みんなの足を引っ張ってはいけない。緊張しつつも、順調に3つのクエストを成功させた。成功したといっても、筆者はほとんど活躍していない……。邪魔をしないのが精一杯でした(反省)。とはいえ、やっぱり協力プレイは楽しい! みんなでワイワイ話しをしながらっていうのはやっぱりいいものです。間違って仲間を攻撃したりすることもあって「あ、ごめんなさい」「大丈夫です」なんて会話も(笑)。それでは、今回プレイした3つのクエストで狩猟したモンスターの一部を紹介しておこう。
ちなみに、「ダイジョウザザミ」と「ディアブロス」のクエストは「大連続狩猟」と呼ばれ、異なる種のモンスターを連続で狩猟するというもの。この種のクエストでは、モンスターからの剥ぎ取りで"回復系アイテム"が入手できる。つまり、剥ぎ取った回復系アイテムをうまく活用しながら、異なる大物モンスターを続けざまに狩っていく、いわば「戦略」が重要になってくるわけだ。
そのほかの追加要素もサクッとチェックする
今回発売される『モンスターハンターポータブル 2nd G』には、プレイヤーの立場になってプレイしやすいような新要素が本当にたくさん加えられている。紹介しきれていないおもな新要素にはこんなものもある。
そのほか、
- ギルドカードのカードリスト登録数増加
- ギルドカードのカードリストの整理機能
- オトモアイルーのアイルーキッチン内でのトレーニング
などなど。
「やっぱり面白い!!」が最終結論
限られた時間の中での「体験」だったが、内容は充実していた。一番強く思ったのは、狩人(ハンター)歴が長い人はもちろん、今回から参戦するという人にも面白くプレイできるように数々の配慮がなされているということだ。「新要素」の追加などはまさにその良い例だろう。「27日狩猟解禁!」。待ち遠しい思いがひときわ強くなった。
ゲームタイトル | モンスターハンターポータブル 2nd G |
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対応機種 | プレイステーション・ポータブル |
ジャンル | ハンティングアクション |
発売予定日 | 3月27日 |
価格 | 4,800円 (通常版) 25,800円 (ハンターズパックG) |
CEROレーティング | C (15才以上対象) |
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