高品位の再生を実現するさまざまな機能

All2HD機能もそうであるが、WinDVD 9には、これ以外にも高品位な再生を実現するためのエンハンス(フィルターの一種と思えばよいだろう)が搭載されている。[エンハンス]タブでは、以下の設定が可能である。

  • シネマエンハンス:ビデオの画質を向上させる。
  • ビンテージ:ビデオをセピア色にする。
  • ネガティブ:ビデオの色を反転する。
  • Up-サンプリング:よりリアルで自然なエフェクトを適用する。
  • スノーノイズ除去:ノイズを除去する。
  • シャープネス:画像の詳細をエンハンスして、エッチング効果をだす。
  • リファイン:DVD画像を鮮明にする。
  • アブストラクト:ビデオ画像に抽象的効果を加える。
  • ブロックノイズ除去:H.264コーデックのブロックノイズ除去フィルタを使用する。低データレートでも高品位の再生ができる。

利用したいエンハンスには、チェックを入れるだけである(図8)。オススメとしては、Up-サンプリング、スノーノイズ除去、ブロックノイズ除去あたりを設定しておきたいところである(再生するDVD-Videoによっては、効果が得られないエンハンスもあるので注意)。

図8 各種エンハンス

あまり利用する機会はないが、[SmartStretch]は、4:3のビデオを16:9で表示する(またはその逆)際に、アスペクト比を適切に調整する機能である。ストレッチする場合は、[幅]などのスライドバーで調整ができる。[デインターレース]は[オート]でWinDVD 9が自動的に設定を行う状態にしておくとよいだろう。