Google Macチームは1月30日 (米国時間)、オープンソースプロジェクト支援サイト「Google Code」上で、Mac OS X用開発ユーティリティ集「Google Toolbox for Mac」をリリースした。ソースコードにはApache 2.0 Licenseを適用、オープンソースソフトウェアとして公開するほか、同チームが開発する「Google Data APIs Object-C Library」にも反映させる。

Google Toolbox for Macは、開発者用のユーティリティとサンプルコードにより成り立つ。機能別に「AppKit」と「Foundation」の2種に分類され、AppKitにはNSBezierPathの拡張など主にグラフィック関連の、FoundationにはNSStringの拡張やシステムバージョンのチェックツールといったさまざまな機能が収録されている。

Google Macチームの公式ブログ「Official Google Mac Blog」では、最初のリリースとなる今回は比較的シンプルなユーティリティが中心となったが、今後は数を増やし、より興味深く複雑なクラスも提供して行く、とプロジェクトの方針についてコメントされている。