フォントワークスジャパンは20日、入会金と年会費で同社の全書体、全フォーマットを使用できるフォント環境サポートプログラム「LETS」会員に向け、新書体のリリースを開始した。今回リリースされるフォントは「筑紫明朝」の3ウェイトB/E/H、「万葉行書-E」、「万葉草書-E」、「ニューシネマA-D」、「ニューシネマB-D」の7書体。これらはCIDフォント版とOpenTypeフォント版が用意されている。さらに、OpenTypeフォント版のみで、Adobe Japan 1-5文字セットに準拠した「筑紫明朝Pr5-L/R/M/D/LB/RB」の6書体も同時にリリースされる。

書籍、雑誌の本文などに多用される細いウェイトの「筑紫明朝Pr5-L」をはじめ、映画字幕書体デザイナー佐藤英夫氏によってデザインされた字幕フォント「ニューシネマA-D」、「ニューシネマB-D」などが揃い、バリエーション豊かなラインナップとなった。

ノスタルジックな字幕書体「ニューシネマB-D」。古い映画字幕特有の"空気穴"が再現されている

対応するシステムは、CIDフォント版がMacintosh 漢字Talk 7.5以上もしくはMac OS X v10.1以上。OpenTypeフォント版はMac OS 8.6以上もしくはMac OS X v10.1以上、Windows 2000Professional/XP/Vistaとなっている。「LETS」会員ユーザーには、宅配便で順次CD-ROMが送付される。