東芝は13日、120GBという大容量を実現した1.8型HDD「MK1214GAH」を開発、11月より量産を開始したと発表した。従来機種「MK1011GAH」(100GB)から容量を20%増加させて、エネルギー消費効率は0.0025W/GBに向上した。その他の仕様は従来モデルを踏襲している。

「MK1214GAH」は、同社1.8型HDDのラインナップ中で最大容量となる製品。フォーマット後の記憶容量は120GBで、ディスク枚数は2枚。平均シーク時間(15msec)や回転数(4,200rpm)などの仕様は従来機種と同じだ。インタフェースはLIFコネクタのATA-7で、大きさは54×71×8mm。

また1.8型HDDの薄型モデルのラインナップでは、容量60GBの「MK6028GAL」の量産出荷が9月から開始されているほか、容量80GBの「MK8025GAL」も2008年第1四半期の出荷開始を予定していることが明らかになっている。こちらはディスク枚数が1枚だが、本体サイズが3mm薄い5mm厚となっている。

新製品の主な仕様
モデル MK1214GAH MK8025GAL MK6028GAL
記憶容量 120GB 80GB 60GB
ディスク枚数 2枚 1枚
ヘッド数 4個 2個
平均シーク時間 15msec
回転数 4200rpm
インタフェース ATA-7(LIFコネクタ)
データ転送速度 100MB/s
サイズ 54×71×8mm 54×71×5mm
重量 59g 45g 48g
エネルギー効率 0.0025W/GB 0.0038W/GB 0.005W/GB

いずれの製品もモバイル向けとして、動作時500G(2msec)、非動作時1,500G(1msec)の耐衝撃性も備えている。