Caminoプロジェクトは11日(米国時間)、Mozilla Firefoxから派生したMac OS X用Webブラウザの最新開発版「Camino 1.6 Alpha 1」をリリースした。動作環境はMac OS X 10.3 (Panther) 以降、現時点でサポートされる言語は英語のみ。バイナリパッケージは、プレビュー版専用サイト経由で提供される。

タブバーが改良、多数のタブを表示しているとき左右両端にスクロールアローが表示されるようになった

今回のリリースは、年末の正式版公開が予定されているCamino 1.6最初のα版。HTMLレンダリングエンジンにはFirefox 2.0系と同じGecko 1.8.1を採用、最新のセキュリティ対策が施されている。

Camino 1.6 Alpha 1ではAppleScriptのサポートを強化、AppleScript経由でブックマークの編集が可能になった。AppleScriptからタブ / ウインドウを独立して扱えるようになったほか、AppleScriptで記述されたカスタムツールバーが利用できるようになった。

その他の新機能としては、多数のタブを表示しているときスクロールアローを表示するようタブバーが改良されたほか、最新のリリースに追従できるよう自動アップデート機能が追加されたことが挙げられる。デフォルトのユーザエージェントに「like Firefox/2.0.0.11」の文字列を追加したことにより、接続可能なWebサイトも増加している。