独ハンブルクの裁判所が、2年間のサービス契約を義務づけた独T-MobileのiPhone販売を認める判断を下したと欧米のメディアが伝えている。T-MobileはドイツでiPhoneを販売する唯一の業者で、競合するVodafoneがiPhoneの独占的な販売方法について苦情を申し立てていた。

T-Mobileは9月19日に、ドイツにおけるiPhoneの独占パートナーシップでAppleと合意したことを発表。2年間のサービス契約を条件とするCompleteプランを通じて、11月9日からiPhone本体を399ユーロで販売し始めた。これに対してVodafoneは、T-MobileのiPhone販売方法がドイツの消費者保護法に反すると提訴。Vodafoneの申し立てを認めたハンブルクの裁判所が差し止め命令を発効したため、T-MobileはSIMロックを解除したIPhoneを999ユーロで用意した。現在同社はCompleteプランのみでiPhoneを販売している。