オーディオテクニカは12日、「アートモニター」シリーズの密閉ダイナミック型ヘッドフォン「ATH-A900Ti」を発表した。発売は12月7日を予定しており、価格は5万2,500円。ATH-A900Tiは限定モデルで、限定数は約1,000台。

チタンハウジングと専用設計ドライバーを搭載したATH-A900のスペシャルバージョン「ATH-A900Ti」

ATH-A900Tiは、型番から見ても分かるように、「ATH-A900」をベースとした限定モデル。同製品の特徴となっているのが、標準モデルのアルミハウジングに比べて、高域の特性に優れる純チタンハウジングの採用。また、ドライバーをATH-A900Ti用に新設計。最上位モデルのダイヤフラム技術を採用するほか、コイルには、高純度(7N)のOFC(無酸素銅)が採用されている。

コードも、標準モデルでは布巻きのHi-OFCを片出ししているが、ATH-A900Tiでは、独立アース線4芯構造のHi-OFC入力コードを左右両出しとなっている。 同社では以前にも(2005年11月)、同じくATH-A900ベースの限定モデルとして「ATH-A900LTD」をリリースしているが、「ATH-A900LTDから2年が経過した現時点でのテクノロジーを注ぎ込んだモデル」とのことなので、同シリーズのサウンドが気に入っているユーザーは、要チェックだ。

型式 密閉ダイナミック型
インピーダンス 40Ω
ドライバー φ53mm、ボビン巻きOFC7Nボイスコイル
プラグ 標準/ミニ
出力音圧レベル 103dB/mW(JEITA)
質量 365g(コード除く)
再生周波数帯域 5~42,000Hz
コード(シース/素材/長) エラストマー/Hi-OFC/3.0m(両出し)
最大入力 2,000mW