3rdRailでRailsアプリケーションの開発を行う際に、最もよく利用するのが"Railsパースペクティブ"だ。パースペクティブとはEclipse固有の概念で、ウィンドウ内に表示するビューやメニュー、ツールバーの内容などを目的に応じてセットにしたものだ。3rdRailではこのほかにもRubyスクリプト開発用のパースペクティブ、デバッグ用のパースペクティブ、データベース接続用のパースペクティブなどが用意されている。

図4 Railsパースペクティブ

Railsパースペクティブに初期表示されている各ビューの用途は以下の通りだ。

ビュー 説明
Rails Explorer プロジェクトの管理を行うためのビュー。Railsプロジェクトの内容を構造化して表示する
Outline エディタで表示しているファイルのアウトラインを表示する
Dependencies エディタなどでアクティブになっている要素の依存関係を表示する
Servers サーバの起動/停止を行う
Rails Explorer プロジェクトの管理を行うためのビュー。Railsプロジェクトの内容を構造化して表示する
Problem RubyスクリプトやRHTMLファイルに存在するエラーを一覧表示する
Console スクリプトやサーバの実行結果を表示したり、後述するRubyコンソールやプロジェクトコマンダーなどを利用することができる
Tasks ソースコードに記述したタスクタグを一覧表示する