携帯電話からも利用できる

c2talkはローカルにインストールするツールだが、一部機能は携帯電話からも利用することができる。はじめにPCからの利用許可設定が必要で、メニューの<携帯電話からカレンダー閲覧>→<許可する>で閲覧する情報を設定し、閲覧用URLを携帯メールに送る。ここで利用できるのは日ごとのイベント閲覧およびイベントの追加。また、毎日の予定を決まった時間に携帯メール宛に送信も可能。

PCの「c2talk」から閲覧設定を行う。複数の携帯メール宛に閲覧用のURLを送信すれば、カレンダーの共有もできる

送られてきたアドレスにアクセスしたところ。表示も機能もシンプルだ

携帯電話からの積極的な利用は想定されていないようで、使える機能はシンプルなもの。手軽ではあるが、スケジュール帳代わりにガンガン使うとはいかないようだ。


誰でも公開できるウェブカレンダー

このサービスのキモとなるウェブカレンダーは、誰でも自由に作って公開することができる。ヘルプを読んでみると手順はかなり簡単そうだ。

まず、ローカルのマイカレンダーに新規カレンダーを作成し、イベントを登録していく。今回はマイコミジャーナルの記事から毎日2~3本ピックアップして公開するという企画で作成。未来のスケジュールは入れられないが、記録を残すのもまたカレンダーの使い道のひとつ、ということにしておこう。

自分のスケジュールを登録するのと作業は同じだ。新規に作成したマイカレンダーを選択すると、上部に<公開>ボタンが表示される

イベントを登録したら、作成したカレンダーを選択した状態で<公開>ボタンをクリックする。ここで名称、カテゴリ、説明などを入力して「公開する」をクリックすればOKだ。c2talk.netを見ると、公開したカレンダーが表示されていることがわかる。ローカルで新しいイベントを追加したときは再度<公開>ボタンから「更新」をクリックすると、最新の情報がウェブカレンダーに送られる。

カレンダーの公開設定。全員に公開せず限定された人と共有したい場合は、指定した相手に「カレンダーを送付」という機能を使用するといい

c2talk.netに公開されたカレンダー。しばらく更新を続けてみますので、よろしければお試しください

このように、APIやらスクリプトやらの難しそうな方面には全く触れないまま、自分の持っている情報を整理した状態で簡単に公開することができる。いわゆるCGMサービスにおいては、機能はもちろんだがそれ以上にコンテンツの充実度がその価値を左右する。c2talkでは公開されているウェブカレンダーがそれにあたるが、単なる情報の寄せ集めに留まらず、ツールとして動作するものでありながら情報提供の敷居が低いという点で、サービス成長につながる門戸が大きく開かれていると言って良いだろう。