Syleraはタブでページを表示する「タブブラウザ」です。ウィンドウは常に一枚しか開かれず、ページはすべてタブで表示されます。他と違うSyleraの特徴として、「レイヤー」というタブがあります。これは、ページを開くタブをグループ化するタブです。また、ページを開くタブは「ビュー」と呼ばれます。大量にページを開くときに、グループ別に開くなどすることで、大量のタブが管理しやすくなります。

リンクを開くときにも、新しいビューで開いたり新しいレイヤーで開いたりと、さまざまな開き方をすることができます。また、初期設定では「Shift + クリック」のクリック動作でページを新しいビューで開きますが、この開き方は細かくカスタムすることができます。

ページを開いているタブが「ビュー」と呼ばれ、ビューをまとめているタブが「レイヤー」。沢山のタブを開いたり、複数の調べ物をするときなどに便利です

リンクの右クリックメニューには、さまざまなページの開き方が用意されています

[ツール]メニュー→[設定]で設定ウィンドウを開いて[読み込み]を選択すると、ページを開く時のクリック動作を細かく設定することができます

IEのエンジンでサイトを見る

WEB上には、IEでしか見ることができないサイトが存在します。SyleraはFirefoxと同じGeckoエンジンを使っていますが、IEのレンダリングエンジンを使ってサイトを表示することができる「IEビュー」という機能があります。SleipnirなどのIEコンポーネントを使ったタブブラウザのように、IEの機能を完全に使うことはできませんが、ちょっとページを確認したい時などには重宝するでしょう。

IEのレンダリングエンジンで表示したいページ上で、[表示]メニュー→[このページをIEビューで開く]を選択

IEビューで開かれたページには、ビュータブにIEのアイコンが表示されます