NTTドコモは、幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN 2007」にて、端末のキー部分に電子ペーパーを使用した「キーパッドディスプレイケータイ」を参考出展した。

キーパッドディスプレイケータイは、SIMPURE N1(NEC製)がベースになっており、キーパッド部分に電子ペーパーを採用している。キー部分の表示を、電話をかけるときには番号表示、メール作成のときはカナ表示など、利用シーンに合わせて変更できる。利用する機能の操作に必要な文字の表示だけで済むため、キー部分の文字面積を大きく取ることができる。キー部分には、「ひらがな」「カタカナ」「英字」「数字」の4種類の表示が可能。ブースには、電子ペーパー部分に封入されている表示材料にあわせた黒・赤・緑・黄・青の5色の実動端末が用意され、実際に触れることができる。

表示材料にあわせた5色のカラーバリエーション

キー部分には「ひらがな」「カタカナ」「英字」「数字」の4種類の表示が可能

液晶ディスプレイや有機ELなど他のディスプレイ技術でも同様の使い勝手は実現できるが、携帯電話はバッテリー容量に限りがあるため、表示の書き換え時以外に電力を必要としない電子ペーパーを採用した。電子ペーパー技術にはSiPix Imagingのものを採用するが、4パターンの表示を自在に変更する仕組みはこの端末のために導入されており、詳細については「企業秘密」だという。

課題としては、画面表示の切り替えが完了するまで1秒弱が必要で素早いキー操作に対応できない、単色でしか表示できない、キーのバックライト光が透過しないので暗い場所で使えないなどの点があり、改善が必要だという。また、現時点で商品化の予定は未定だという。