PFUは1日、両面カラースキャナ「ScanSnap」シリーズの新モデル「S300」を発表した。同日より受注を開始し、10月6日より提供を開始する。価格はオープンで、同社オンラインショップ「PFUダイレクト」では29,800円。S300専用の電子ファイリングソフト「楽2(らくらく)ライブラリ パーソナルLite V4.0」とセットの価格は33,800円。専用のソフトケースは2,980円。
S300は、ScanSnapシリーズの「ワンプッシュ・カラー両面同時読み取り」のコンセプを継承。し、サイズ自動検出、原稿の向き・傾き補正、自動白紙ページ除去、検索可能なPDF作成などの自動化機能を搭載する。
外形寸法が284(W)×95(D)×77(H)mmで重量が1.4kgと、両面読み取りが可能なADF(自動給紙機構)スキャナとしてはコンパクトなサイズを実現。ACアダプタの他USBバスパワーでの駆動が可能。ただしUSBバスパワー動作時は、通常のUSBケーブルに加えて付属の給電ケーブルを接続する必要があり、PCのUSBポートを2基使用する。
また、PDFファイルを一覧表示し、整理できるアプリケーション「ScanSnap Organizer V3.2」を同梱する。PDFファイルの一覧表示、整理機能、ページ単位での編集が可能な「ScanSnap Organizerビュアー」などが利用可能。
USBバスパワー使用時のA4縦の読み取り速度は、ノーマルで4枚/分(カラー150dpi、白黒300dpi相当で両面、片面)、ファインで3枚/分(カラー200dpi、白黒400dpi相当で両面、片面)、スーパーファインで2枚/分(カラー300dpi、白黒600dpi相当で両面、片面)、エクセレントで0.5枚/分(カラー600dpi、白黒1,200dpi相当で両面、片面)。
ACアダプタ使用時は、ノーマルで8枚/分(カラー150dpi、白黒300dpi相当で両面、片面)、ファインで6枚/分(カラー200dpi、白黒400dpi相当で両面、片面)、スーパーファインで4枚/分(カラー300dpi、白黒600dpi相当で両面、片面)、エクセレントで0.5枚/分(カラー600dpi、白黒1,200dpi相当で両面、片面)。
原稿サイズは、A4、A5、A6、B5、B6、はがき、名刺、レター、リーガル、カスタムサイズ(最大216×360mm、最小50.8×50.8mm)に対応する。また、名刺~A4サイズまでサイズの異なる原稿を自動検出する「自動サイズ検出機能」を使用すると、サイズ設定なしでのスキャンが可能。原稿搭載枚数は、最大10枚。対応OSは、Windows Vista(32bit/32bit)、Windows XP (Home Edition、Professional、共にSP1以降)、Windows 2000 Professional。
「楽2(らくらく)ライブラリ パーソナルLite V4.0」
セットモデル同梱の電子ファイリングソフト「楽2(らくらく)ライブラリ パーソナルLite V4.0」は、キャビネットやバインダを模したユーザーインタフェースを採用し、バインダの中にスキャナから読み取った紙文書やデータファイルを登録できる。オプションとして、S300を単体で購入したユーザー向けに「楽2(らくらく)ライブラリ パーソナルLite V4.0」単体での販売にも対応する。「PFUダイレクト」での価格は9,800円。