モバイルユーザもセキュリティを意識
モビリティ・グループのDadi Perlmutter氏の基調講演は、2008年投入予定の次世代モバイルプラットフォーム「Montevina」の説明にほとんどの時間が費やされた。Paul Otellini氏の基調講演ではむき出しのボードでのデモだったが、Montevinaが実装されているというノートPCの試作機が披露されたほか、Wi-FiとモバイルWiMAXのコンボモジュール「Echo Peak」の試作機が公開された。Echo Peakは、今日のSanta Rosaに搭載されているミニカードおよびハーフミニカードと同じフォームファクタに収まっている。
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Montevinaを搭載したノートPCの試作機。後ろは前日のPaul Otellini氏の基調講演で用いられたむき出しのMontevinaのデモ機 |
Echo Peakのミニカードを見せるDadi Perlmutter氏 |
これまでIntelは「パフォーマンス」「バッテリーライフ」「フォームファクタ」「ワイアレスネットワーク」の4つをモバイルプラットフォームの重要ポイントとしてきた。ところが最近のユーザー調査ではデータ保護や盗難・紛失対策などを重視する声が増加しているという。Montevina世代でノートPCがIntel CPU搭載PC全体の50%を突破する可能性が高く、ビジネスでの利用増も見込まれるため、セキュリティが今後の強化点になるという。