MacからWindowsを快適に遠隔操作する「RDC for Mac 2.0」のベータ版が公開

Microsoftは7月31日(米国時間)、Mac OS XからWindowsを遠隔操作する「Remote Desktop Connection Client for Mac 2.0」のベータ版を予定どおり公開した。動作環境はMac OS X 10.4.9以降、Intel Coreプロセッサまたは高速なPowerPC G4 / G5を搭載したマシンと、HFS+で初期化されたHDDが必要。

今回のリリースでは、ユニバーサルバイナリ化によりIntel製CPU搭載機でもネイティブ動作が可能になったほか、新しい通信仕様の「Remote Desktop Protocol 6.0」を実装、Windows Vistaとの互換性確保やセキュリティの向上を図った。

ほかにも、複数のWindowsマシンを同時に遠隔操作するマルチセッションのサポートや、PostScriptプリンタ以外のプリンタを利用した印刷、ウィンドウの自由なリサイズやフルスクリーンとの切り替えなど、多くの機能が追加 / 強化されている。

Remote Desktop Connection Clientは、Mac OS X上からWindowsのデスクトップを操作するためのクライアントソフト。Windows XP Professional / Server 2003、およびWindows Vista Business / Enterprise / Ultimateに同梱されているターミナルサービス、もしくはリモートデスクトップサービスを有効にすると、クライアントソフトからWindowsの遠隔操作が可能になる。