松下電器産業は庫内および冷気までを除菌する冷蔵庫、新「コンパクトBiG」シリーズ4機種を発表した。世界初「光Ag除菌」「スーパーアレルバスター」の搭載により清潔性を向上。さらに、新形状棚「ウェーブトレイ」を採用して食品の収納性をアップさせている。発売日はNR-F532T 、NR-F472T 、NR-F452TMが10月1日。NR-F502TMのみ10月15日。推定市場価格はNR-F532Tが25万円、NR-F502TMが24万円、NR-F472Tが23万円、NR-F452TMが22万円前後。

新「コンパクトBiG」シリーズ。NR-F532T ロゼステンレス

左からNR-F452TM、NR-F502TM、NR-F472T、NR-F532Tの4機種

冷蔵庫内の除菌に対するユーザーの意識の高まりを受けて、新「コンパクトBiG」シリーズでは除菌脱臭した冷気が庫内を循環するようになっている。搭載された「光Ag除菌」は庫内の冷気そのものを除菌するのが主な機能。Ag除菌フィルターに青色LEDを照射することで、Ag表面上で化学反応が発生。これにより除菌効果のあるヒドロキラジカルができ、菌を分解するという。また、空気清浄機にも搭載されているスーパーアレルバスターもあわせて採用。これにより菌だけでなく、カビやウイルスの活動をも抑制することが可能になった。ほか、バイオ抗菌脱臭、ハーブ成分配合の保鮮抗菌カセットなど、庫内の清潔さに徹底的なこだわりを見せている。

2005年に発売開始となった世界初トップユニット方式による"省スペースながら大容量"な冷蔵庫「コンパクトBiG」シリーズ。新「コンパクトBiG」シリーズにおいては、業界最大の奥行き42センチメートルを実現した。これまで直線的だった冷蔵庫の棚の前面部形状を波型にした新形状棚「ウェーブトレイ」。これにより棚面積は約13パーセントアップした。通常、横方向に入れていた片手なべや楕円形の大皿から一升瓶までが横にせず、奥行き方向にいれることができるようになった。

「光Ag除菌」。Ag除菌フィルターが入っている

ウェーブトレイ。奥行き42センチメートル、一升瓶が縦に入る。

従来品に搭載されている「トップユニット方式」「ローウエストライン」設計を本品にも引き続き採用。トップユニット方式非採用機種と比べ、1.5倍の冷凍室と広くて使いやすい冷蔵室を両立したとしている。設置サイズは455リットルながら、実際の容量は525リットルという大容量。ドアは左右に開き右側のポケットが大きいフレンチタイプで、ドア枚数は6枚になっている。色は4機種それぞれ、ハーモニーホワイト、クリアグレー、ロゼステンレスの3色から選べる。