東芝は、「REGZA」シリーズのフルハイビジョン液晶テレビ「52H3300」(52V型)「46H3300」(46V型)の2モデルを発表した。発売は7月20日で、価格はオープン。推定市場価格は、52H3300が62万円前後、46H3300が52万円前後。

同社としては初めて120Hz駆動に対応した限定モデルのH3300シリーズ(画像は52H3300)。最大14bitの階調表現能力も実現

H3300シリーズは、今年4月に発表されたH3000シリーズに、120Hz駆動などの新機能を加えたモデル。300GBのHDDの搭載、市販のeSATA対応HDDの増設など、H3000シリーズの特徴はそのまま受け継いでいる。

H3300では、各画素の動きを検出し、動きを予測、補完フレームを作成することで、120Hzの画面を作成する。これにより動画の再生能力が向上しているのはもちろんのこと、24pのスムーズな再生にも対応した。従来の60Hz駆動の場合、24pを表示させようとすると、2回表示を行うコマと3回表示を行うコマとが発生する。それに対して120Hz駆動では24pの映画ソースをスムーズに表示することが可能だ。

また、階調の表現能力も大幅にアップ。映像のグラデーション部分の階調のみを最大64倍に拡張する「階調クリエーション」機能も初搭載。バス幅14bit精度の高画質化処理や、10bit駆動フルHDパネルの組み合わせにより、最大14bitの階調表現能力を実現した。

H3300シリーズは、同社としては初めて、120Hz駆動に対応したモデル。同社では、年末にフラッグシップモデルを120Hz化する予定だとしているが、今回、それに先だって、120Hz駆動のモデルを市場に投入する。なお、今回は、あくまでもリミテッドエディションということで、生産数はそれほど多くなく、月産1,000台前後になるとのことだ。