インドのMicrosoft Indiaは、同国内でデジタルデバイド解消を目指し、さらなるPCおよびインターネットの普及を目指す新プロジェクト「Unlimited Potential」を発表した。教育市場向けに「IQ PC」ハードウェアおよび「MSN IQ Beta Education Channel」ソフトウェアプログラムの提供が予定されている。
IQ PCは、同社がAMDとのパートナーシップで提供する低価格PC。Windowsプラットフォーム上に、Microsoft Office / Works / Encarta / Student 2007などのソフトウェアが全搭載される充実の性能ぶりとなっている。さらに、IQ PCで、MSN IQ Beta Education Channelにアクセスして、Brilliant Tutorials、Junior Achievements、Pacsoft、Karadi Tales、Gurujiworld、Edurite、Tutorvistaなどが提供する、教育分野の数々の魅力的なコンテンツサービスを利用できる。
インド国内IT企業のZenith ComputersやWiproの協力を得て、IQ PCおよびMSN IQ Beta Education Channelの提供準備が順調に進められており、まずはバンガロールおよびプネで、ブロードバンド接続サービスなどもセットにして、来月1日より販売が開始される予定。その後、徐々に発売エリアが拡大され、今年11月にはインド全土で販売体制を整えることが目指されている。
Microsoft IndiaのRavi Venkatesan会長は「インドにおけるIT普及は急速に進みつつあるかもしれないが、決して十分なものではない。単に低価格のハードウェアを提供するのではなく、各ユーザーのニーズに応じたソリューションを用意して、クリエイティブなITアクセスを可能にすることが求められている。正にこの目的に沿いつつ、Unlimited Potentialのプロジェクトが展開されていくことになる」とコメントした。