ロジテックは、iPod用のスピーカーシステム「LDS-Ri500WH/BK」「LDS-Si100WH/BK」「LDS-Si101WH」「LDS-Xi900BK」を発表した。発売は6月中旬で、オープンプライス。推定市場価格はLDS-Ri500が1万7,800円前後、LDS-Si100が1万2,800円前後、LDS-Si101が1万4,800円前後、LDS-Xi900が2万4,800円前後。

今回発表された4モデルは、いずれも、音響メーカーのTEACとの協同企画により開発されたもの。同社では、昨年8月にもTEACと共同開発した「LDS-Ri700」を発表しており、今回のモデルはそれに続くものとなる。

大型のダイヤルやつまみなど、若干レトロ風なデザインの「LDS-Ri500」。ブラックとホワイトがラインナップされる

LDS-Ri500は、チューナー内蔵のスピーカーシステム。Dockコネクタを装備しており、第4世代以降のiPodとiPod nanoを接続可能。AUX入力も装備する。PC用の接続端子も装備され、iPodをセットした状態で、PCとの接続が可能だ。また、チューナーの選局ダイヤルに、最近では使われることが少ないバーニアダイアルが採用されており、操作性、そしてデザイン面での特徴となっている。このタイプの機器では、アンテナはケーブルというケースが多いのだが、LDS-Ri500はロッドアンテナを装備しており、比較的安定したFM受信が期待できる。実用最大出力は3W×2。65mm径のフルレンジユニット×2が搭載される。電源は、ACアダプタ、または乾電池(単3×6)で、アルカリ電池を使用した場合、約8時間の連続使用が可能だ。サイズは、260(W)×125.5(D)×143.5(H)mm。質量は、1.6kg(本体のみ)となっている。

iPodをセットする部分がセンターではなく右側という、これもちょっと変わったデザインの「LDS-Si100」。ホワイトとブラックがラインナップされる

LDS-Si100は、iPod nano専用のスピーカーシステム。サイズは、250(W)×58(D)×79.3(H)mm、質量は500gとコンパクトなシステムではあるが、TEACの設計による「Bass Stream Duct」を採用することで、バスレフポートの有効長を100mmとし、低音の再生能力が高められている。45mm径のフルレンジスピーカーを2本搭載しており、出力は1.4W×2。入力はDockコネクタ以外にAUX端子や、PC用の接続端子も装備する。電源はACアダプター。

「LDS-Si100」とほぼ同じだが、第2世代iPod shufflenij対応した「LDS-Si101」。こちらはホワイトのみ

LDS-Si101は、LDS-Si100とほぼ同じ構成のシステムだが、こちらは、iPod nanoだけでなく、第2世代のiPod shuffleも接続可能となっている。

フラットパネルスピーカーとサブウーファーを組み合わせたシステム「LDS-Xi900」。ブラックのみがラインナップされる

先の3機種は、デスクトップで使用するといったタイプのスピーカーシステムだが、LDS-Xi900BKは、テレビサイドなどに設置して使う据え置き型のスピーカーシステム。そのため、接続したiPodを離れた場所から操作するためのリモコンも付属する。また、スピーカーの構成も2chではなく、NXT Surface Soundテクノロジースピーカーとサブウーファーを組み合わせた2.1ch構成となっている。メインスピーカーは壁掛けも可能で、そのためのアダプターも付属する。対応しているiPodは、第4世代以降のiPodとiPod nano。ビデオ出力端子も装備しており、テレビなどと接続して「iPod Movie」や「iPodスライドショー」の再生も可能。AUX端子は2系統装備しているので、iPodだけでなく、それ以外のオーディオ機器などを接続することも可能だ。出力は、メインスピーカーが5W×2、サブウーファーが15W。