米Googleは4月19日(現地時間)、2007年第1四半期(1-3月期)の決算を発表した。コア事業である検索と広告が勢いを維持、米国外の事業の成長もあり、ウォールストリートの予測を上回る業績となった。

第4四半期の売上高は36億6,000万ドルで、前年同期比63%増、前期比14%増だった。このうち米国以外の地域からの売上高が全体の47%の17億1,000万ドルで、前年同期の42%、前期の44%から着実に増加している。

会計原則 (GAAP) ベースの純利益は10億ドルで、希薄化後1株あたりの利益は3.18ドル。前年同期は5億9,200万ドル(希薄化後1株あたり1.95ドル)、前期は10億3,000万ドル (同3.29ドル) だった。営業利益は売上高の33%に相当する12億2,000万ドルとなっている。

売上高の内訳は、Googleのサイトからの売上高が全体の62%となる22億8,000万ドル (前年同期比76%増、前期比15%増)。Googleネットワークと呼ばれるAdSenseプログラムを通じたパートナーサイトからの売上高は、全体の37%の13億5,000万ドル (前年同期比45%増、前期比12%増)だった。

ペイドクリックは前年同期比52%増、前期比13%増。TAC (Traffic Acquisition Cost:トラフィック獲得費用) は11億3,000万ドルで、広告収入全体に対する比率は31%。いずれも前期から横ばいだった。AdSenseパートナーへの支払いは10億5,000万ドル。これはTACの93%に相当する。