ソニーは、本体・ディスプレイ一体型ボードPC「VAIO Type L」の新製品を発表した。店頭販売モデルは7モデルが用意され、21日から発売する(上位2モデルの「VGC-LA83DB」および「VGC-LA73DB」は5月19日発売)。価格はオープンプライス。店頭予想価格は、19型ワイド液晶搭載モデルが40万円前後から20万円前後、15.4型ワイド液晶搭載モデルが18万円前後から16万円前後。

19型ワイド液晶搭載モデル

19型ワイド液晶搭載モデルでは、最上位モデル「VGC-LA83DB」で従来300GBだったHDDを320GBへと若干容量アップし、最廉価のCeleron M搭載モデル「VGC-LA53B」では従来モデルのCeleron M 430(1.73GHz)からCeleron M 440(1.86GHz)へとベーススペックを向上させた。なお、VGC-LA53Bおよび「VGC-LA73B」はチューナーレス。従来ラインアップでは存在したアナログチューナー搭載モデルが今季製品より廃止された。

VAIO type Lの19型ワイド液晶搭載モデル

また、映像編集ソフト「Click to DVD」がBlu-ray Discドライブ搭載モデルで「Click to DVD BD」へと進化した。Click to DVD BDはBDAV形式に加えてBDMV形式にも対応しており、この場合追記は行えないが、モーションメニュー作成や、HDビデオカムなどのAVCHD(H.264/AVC)フォーマットを変換せずそのまま記録することにも可能だ。

19型ワイド液晶のオーナーメードモデルは、ほぼ店頭販売モデルのアップデートに従い、HDD容量やCPUのオプションが変更された。そして地上アナログチューナーの選択肢が無くなり、地上デジタルチューナーあるいはチューナー無しからの選択となる。

製品型番 VGC-LA83DB VGC-LA73DB VGC-LA73B VGC-LA53B
OS Windows Vista Home Premium
CPU Core 2 Duo T7400(2.16GHz) Core 2 Duo T5500(1.66GHz) Celeron M 440(1.86GHz)
チップセット Intel 945PM Intel 945GM
ディスプレイ 19型ワイド(1680×1050)
グラフィック GeForce Go 7600 チップセット内蔵
メモリ 1GB
HDD 320GB 250GB
光学ドライブ Blu-ray 2層対応DVDスーパーマルチ
チューナー 地上デジタル
無線LAN 802.11b/g
オフィス Office Personal 2007
店頭予想価格 40万円前後 26万円前後 23万円前後 20万円前後

15.4型ワイド液晶搭載モデル

15.4型ワイド液晶搭載モデルには、カラーバリエーションに標準のシルバー(VGC-LB53B・VGC-LB53HB)、プレミアムカラーのロゼ(VGC-LB63B/P)およびエバーホワイト(VGC-LB63B/W)のほか、新色「アクア」(VGC-LB63B/L)が追加され計4色からの選択が可能となった。そのほか春モデルからCPUがCeleron M 430からCeleron M 440へと強化されている。オーナーメードモデルでは、選択可能なHDDの最低容量が60GBから80GBへと変更されている。また、オーナーメードモデルでのカラーリングはシルバー、アクア、ロゼ、ホワイト、リーフの5色から選択できる。

カラーリングも選べる15.4型ワイド液晶モデル。右は新色のアクア(キーボード部を閉じた状態)

製品型番 VGC-LB63B/W/L/P VGC-LB53B VGC-LB53HB
OS Windows Vista Home Premium Windows Vista Home Basic
CPU Celeron M 440(1.83GHz)
チップセット Intel 943GML
ディスプレイ 15.4型ワイド(1280×800)
グラフィック チップセット内蔵
メモリ 1GB 512MB
HDD 100GB
光学ドライブ 2層対応DVDスーパーマルチ
無線LAN 802.11b/g
オフィス Office Personal 2007
店頭予想価格 18万円前後 17万5000円前後 16万円前後