Q.子どもが熱を出す頻度は?

子どもの急な発熱に冷静さを失い、あわててしまったという経験を持っている人は多いことだろう。子どもによっては頻繁に熱を出し、その看病に追われたことのあるママもいるかもしれない。今回は、小学生以下の子どもを持つ女性マイナビニュース会員169名に、「子どもが熱を出す頻度」を聞いてみた。

Q.お子さんが熱を出す頻度はどれくらいですか
1位「半年に1回」 36.1%
2位「年に1回」 23.7%
3位「2~3カ月に1回」 17.8%
4位「数年に1回」 10.1%
5位「1カ月に1回」 4.7%
5位「発熱していない」 4.7%
7位「1カ月に2回以上」 3.0%

Q.子どもが熱を出した中で、最も看病が大変だったエピソードを教えてください(自由回答)

「半年に1回」

・「痙攣を起こしたり、毎晩吐いたりするといろいろ大変だった」(40歳/京都府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

・「1週間たっても熱が下がらず、遠くの大学病院まで行ったらプール熱にかかっていた」(42歳/山梨県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

・「39.8℃の熱を出した時はぐったりして、見ていてかわいそうだった」(33歳/富山県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

・「ノロウィルスの時は、家族に次々と移ってしまって大変だった」(29歳/山口県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

・「高熱と嘔吐と下痢がいっぺんにきた時は 、寝ずの看病が数日続いて、パジャマや寝具を汚してしまうので洗濯もしないといけないし、他の家族の食事も作らないといけないしで、クタクタになりました」(39歳/福島県/食品/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)

・「インフルエンザで高熱を出した時は、寝ぼけて歩き回ったりと、何度も起きたので大変でした」(44歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

・「子どもが熱で寝れないのがかわいそうだった。寝てもすぐ目が覚めて本当にかわいそうで、自分も大変だった」(28歳/和歌山県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

・「授乳(このころはおっぱい飲んでいればすぐに寝てしまっていた)をやめた直後、特に足の裏が熱くて眠れなくて、冷却材を総動員させるなど大変だった」(40歳/東京都/建設・土木/建築・土木関連技術職/会社員・公務員・団体職員)

・「初めて熱を出した時に、病気が見つかって入院した。相部屋で子どもがずっと泣いていて、周りが気になった」(39歳/埼玉県/物流・倉庫/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)

・「突発性発疹の時に風邪や嘔吐下痢などが一緒になって、症状が1週間以上続き、大変だった」(29歳/高知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

・「熱が、40℃近くと平熱を行ったり来たりしていた時。夜中にも何度もぐずって目を覚ますので大変だった」(29歳/愛知県/日用品・雑貨/その他・専業主婦等/個人事業主・会社役員)

・「嘔吐下痢症になった時に、熱でぐったりもしているのに嘔吐も下痢も続き、洗濯の量と子どもをあやすのと、わけがわからない状態になっていた」(29歳/三重県/フードビジネス/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)

・「発熱と嘔吐、下痢が重なり、オムツでは下痢を処理できずに着替えがなくなる程だった時。子どもはまだ小さく、熱があっても遊びたがり、洗濯もしないといけないのに不機嫌で、家事がなかなか進まない。また、汚れた物を処理した自分も感染し、自分もしんどい中、すべて1人で対応しなければいけなかった時」(35歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

「年に1回」

・「42℃の目盛りを超えて、体温計にエラー表示が出たくらい高熱の夜、恥ずかしがり屋の息子が立ち上がって歌いだした時、どうしたらいいかと途方に暮れた」(40歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

・「胃腸炎の時は、高熱だし嘔吐がひどかったので大変だった。せっかく飲んだ薬も吐いてしまうので、座薬で吐き気を止めてから解熱剤を飲ませた」(33歳/千葉県/その他/その他・専業主婦等/その他)

・「胃腸風邪で下痢、嘔吐、発熱し、水分も摂れなくなり、脱水症状を起こし入院」(40歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

・「下の子が1歳のころ肺炎になり入院したが、その間ずっと点滴生活だったので大変だった」(41歳/新潟県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

・「手足口病。自分と旦那がうつりました。特に旦那はひどかった。点滴・食事は摂れない。仕事はできない」(36歳/神奈川県/インターネット関連/クリエイティブ関連/会社員・公務員・団体職員)

・「初めて9カ月にして39℃の熱が出た時は、まだ喋ることもできないので、状態が分からず不安でした。ただぐったりして、食べたものも吐いてしまったりして、看てる親もつらかったです。あと薬を飲ませようとしても、苦いのか戻したり、口に入れてくれないので大変でした」(30歳/富山県/サービス/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)

・「冷却シートを貼ろうとしても嫌がったし、氷枕も嫌がったので熱を下げようがなかった」(35歳/静岡県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

・「6日間熱が下がらず、総合病院で検査したら川崎病だった。そのまま入院し、1週間くらい病院に泊まり込みで大変だった」(35歳/愛知県/農林・水産/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)

・「嘔吐、下痢で布団や絨毯が汚れ、その処理に追われながら自分にも移って大変だった」(37歳/徳島県/その他メーカー/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)

「2~3カ月に1回」

・「38℃越えの高熱なのに、布団で寝るのを嫌がり起きて遊びだす。仕方がないから、私も一緒に布団に入って添い寝すると寝てくれる。その分、家事が滞ってしまいました」(40歳/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

・「39℃が1週間続いた。母親の私は心配で寝れないし、後半は移されて2人で熱を出していた」(31歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

・「子どもと主人と私が同時に胃腸熱に倒れた時に、自分も休みたいけど、子どもと主人の看病をしなければいけなかったこと」(39歳/兵庫県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

・「自分も熱を出して非常に具合が悪い時に、子どもの看病が重なってしまうと泣きながら対応しました。元気な子もいるので、その子のご飯も作ってあげなければならないし」(37歳/埼玉県/不動産/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)

・「熱が1週間近く下がらず入院。入院もこちらから頼んでやっと、というところでした。親と交代交代で1日中付きっきりでした」(32歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/その他)

・「熱があるせいで寝つきが悪いのか、夜中何度も起きては泣いた」(32歳/山口県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

「数年に1回」

・「ノロウイルスになり、高熱だけでなく、嘔吐もあり大変だった。家族中が感染して、みんなかかったから、さらに大変だった」(43歳/大阪府/教育/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)

・「赤ちゃんの時は高熱が命取りになりそうで、毎回怖かった。今は大きくなったので、安心しています」(39歳/北海道/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

・「吐き気がひどくて対応が大変だった」(39歳/愛知県/官公庁/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)

・「熱が引かなくて、泣いて大変だった」(37/東京都/フードビジネス/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)

・「熱と一緒に嘔吐もするので、眠れない」(47歳/兵庫県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

「1カ月に1回」

・「1人で寝ていられなく、寂しがる。つきっきりになるため、他に何もできない」(41歳/神奈川県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

・「手足口病になった時、食欲もなくつらそうでかわいそうだった」(28歳/埼玉県/設計/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員)

・「発熱、喉の痛み、下痢、発疹、唇のただれなどが次々と出て、回復するまでに半月以上掛かったことがあり大変だった。睡眠時間も少なく、機嫌が悪かった。病院通いも何度もして、家族も大変だった」(41歳/熊本県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

「1カ月に2回以上」

・「熱が下がらず中耳炎、肺炎になり緊急入院した時。子どもは1歳なので親も付き添い、入院で辛かった」(33歳/鹿児島県/医療用機器・医療関連/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)

・「肺炎で入院 」(28歳/岩手県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

総評

調査の結果、子どもが熱を出す頻度は、「半年に1回」が36.1%で1位となった。以下、2位「年に1回」(23.7%)、3位「2~3カ月に1回」(17.8%)、4位「数年に1回」(10.1%)と続いた。「1カ月に1回」は4.7%、「1カ月に2回以上」も3.0%あり、一部の家庭ではかなりの頻度で発熱を経験していることが分かる。なお、「発熱していない」も4.7%あった。

看病に関するエピソードでは、発熱に伴う嘔吐・痙攣・下痢・不眠などさまざまな症状の中、夜中まで看病に追われる様子が綴られている。中でも、下痢に対応することの大変さを訴える声が目立った。

さらに、子どもの闘病が長期間におよぶケースや入院しなければならなかった時などは、特に心配が募る。子どもだけではなく、自身や家族にうつってしまい、よりいっそう大変だったという体験談もあった。また、看病をしている自分が辛いというよりは、苦しんでいる子どもを見ているのが辛い、というコメントも印象的だった。

発熱の原因としては、インフルエンザ、ノロウィルス、突発性発疹、嘔吐下痢症、手足口病、川崎病、胃腸熱、中耳炎、肺炎、プール熱、熱性痙攣など、さまざまな病名が寄せられている。

小児科医の竹中美恵子先生によれば、体温が38.5度以上であれば、受診が必要とのこと。水分がとれずおしっこが少なかったり、呼吸が苦しそうだったりした場合には、注意が必要だそうだ。

いつも子どもたちの様子を見ている親だからこそ、気づけることもあるはず。ママ・パパの看病は大変だが、冷静に対応できるといいかもしれない。

調査時期: 2017年8月22日~2017年8月28日
調査対象: マイナビニュース会員(子どもを持つ女性)
調査数:: 169人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません