Q.小学校の入学準備で「予想外にお金がかかった」と感じたものは?

待ちに待った新入学。小学校への入学を控え、今からその日を心待ちにしている家庭も多いことだろう。入学準備には何かとお金がかかるものだが、その備えは万全だろうか。今回は、子どもをもつ女性マイナビニュース会員301名に、「小学校の入園準備で『予想外にお金がかかった』と感じたもの」を聞いた。

Q.小学校の入学準備で「予想外にお金がかかった」と感じたものは、ありますか

はい 43.5%
いいえ 56.5%

Q.どんなものに予想以上にお金がかかりましたか?(複数回答)

1位「通学服、体操着など」 17.9%
2位「ランドセル」 13.0%
3位「学用品、文房具類」 11.3%
4位「学習机」 8.3%
5位「入学費や授業料、給食費、各種積立金など」 2.0%

「通学服、体操着など」

・「私服だったので、服に予想以上にかかりました」(52歳/兵庫県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「私服での登校なので、季節に応じた服をそろえるのにけっこうお金がかかります」(39歳/福島県/食品/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「入学式に子どもに着せるスーツと、それに合わせた靴。一度しか着せないものだが、ここはちょっとケチってはいけないような気がして、もったいないと思いつつもそれなりのものを用意した」(44歳/千葉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「制服、体操服など。指定のものを購入しないといけないので、けっこう高かった」(36歳/)広島県/その他/その他・専業主婦等/会社員・公務員・団体職員
・「洋服代。幼稚園は制服だったので、私服は少なくてすんだが、小学校では年中同じ服を着せるわけにもいかないので、服の数がそれなりに必要になった」(49歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
「1人目の時は、体が小さかったので下の子へのおさがりがなく、制服代などが高くついた」(52歳/福島県/建設・土木/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)

「ランドセル」

・「ランドセルの金額が高くてびっくり」(44歳/千葉県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「ランドセルが想像以上に高かったのには驚きました」(34歳/青森県/教育/専門サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
・「ランドセル。子どもが気に入ったやつを自分で選んだので、値段が……」(31歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/その他)
・「ランドセルが数万円して、高く感じた」(75歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
「祖父母が入学祝いをくれなかった。ランドセルも机も全て自分たちで購入したので思いがけない出費でした。何かしらは買ってもらえると期待していたのが間違い。当てにしてはいけない」(42歳/大阪府/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

「学用品、文房具類」

・「学校から、『こういうもの』といろいろと指定があり、家にあるものを使えなかった」(44歳/東京都/生命保険・損害保険/営業関連/会社員・公務員・団体職員)
・「文房具などは、人が持っている物を見るといろいろと欲しくなり、ねだられた気もします」(50歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「入学後の教材費。鍵盤ハーモニカなど、わりとすぐに用意するものがあったのにビックリした」(34歳/北海道/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「文房具。子どもが欲しい物は高い」(43歳/愛知県/教育/公共サービス関連/会社員・公務員・団体職員)
「ピアニカ。自分の時にはハーモニカだったので、びっくりだった」(44歳/埼玉県/流通・チェーンストア/販売・サービス関連/会社員・公務員・団体職員)

「学習机」

・「学習机の購入」(46歳/埼玉県/その他/その他・専業主婦等/求職中・無職)
・「勉強机の利便性に迷った」(78歳/福井県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

「入学費や授業料、給食費、各種積立金など」

・「ランドセルなどの入学前に準備する文具、体操着などもお金がかかりましたが、入学してすぐにもらってきた集金袋の教材費の金額が8,000円を越えていて、驚いたことが忘れられません。その後、毎月集める教材費と給食費が5,000円以上と続くので、小学校も義務教育とはいえお金がかかるものですね」(37歳/東京都/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「宿泊を伴う課外授業」(50歳/神奈川県/設計/事務・企画・経営関連/会社員・公務員・団体職員)
・「6年生になると修学旅行代の積立金があったので、年の引き落としが増えたと感じました」(50歳/愛知県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

「その他」

・「塾に行かせたから、お金がかかりました」(48歳/千葉県/その他/その他・専業主婦等/フリーター)
・「学校に関する費用は特にかかったとは思いませんでしたが、田舎なので、親戚一同を招待してお祝いを開くのに費用がかかりました」(48歳/鹿児島県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)
・「入学時ではないが、スキー道具」(35歳/新潟県/その他/その他・専業主婦等/専業主婦)

総評
調査の結果、小学校の入学準備で「予想外にお金がかかった」と感じたもの(複数回答可)の1位は「特になし」で、56.5%となった。2位は「通学服、体操着など」(17.9%)、3位は「ランドセル」(13.0%)、4位は「学用品、文房具類」(11.3%)、5位は「学習机」(8.3%)、6位は「入学費や授業料、給食費、各種積立金など」(2.0%)が続いた。「その他」は5.3%だった。

具体的に名前が挙がったものとしては「通学服、体操着など」がもっとも多かった。「指定の制服が高い」という意見のほか、毎日の通学のための私服にお金がかかるという声も多かった。また、入学式のために用意したスーツが、一度きりしか着ないわりには高価なものになってしまった、という指摘もあった。

小学1年生と言えば、小さな子が「ランドセル」を背負った姿というのは、最初に思い浮かぶイメージかもしれない。近年はランドセルの高級化が進み、それを受けてか「思ったより高かった」というコメントが多かった。子どもが気に入ったものという基準で選んだ場合は、「価格が高いから」という理由では却下しにくい、という事情もあるのかもしれない。

4位「学用品、文房具類」でもやはり割引のない学校指定のものを数多くそろえるとなると、金額がかさんでしまうということになるようだ。5位「学習机」もランドセル同様、新1年生ならではのアイテムだろう。多機能のものや、高品質な素材を使用したものなど、高額な商品も多い。6位「入学費や授業料、給食費、各種積立金など」には、修学旅行や遠足、卒業アルバムの代金なども含まれている。

幼稚園や保育園の入園時とは異なり、手作りのグッズなどを求められることは少ないだろうが、それでも入学時にはさまざまな出費がかさむ。今回の調査では、その実態の一端が判明したのではないだろうか。公立の小学校に進学する場合は、費用は比較的リーズナブルに済むことも多いようだが、それでも予想外の出費はつきもの。親としては、さまざまなケースを想定することも必要なのかもしれない。

調査時期: 2017年2月27日~2017年3月3日
調査対象: マイナビニュース会員(子どもをもつ女性)
調査数: 301人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません