Astell&Kern、DSD2.8MHzに対応した入門向けポータブルプレーヤー「AK Jr」

アユートは4月24日、iriverのハイレゾポータブルオーディオプレーヤー「Astell&Kern AK Jr(エーケージュニア)」(以下、AK Jr)を発表した。発売時期や価格は未定だ。

Astell&Kernブランドからはすでに、ハイレゾポータブルオーディオプレーヤーとして「AK240」や「AK120II」、「AK100II」が発売されている。今回発表されたAK Jrは、Astell&Kernサウンドを身近に感じられるエントリーモデルだ。

再生可能なファイル形式は、WAV/FLAC/MP3/WMA/OGG/APE/AAC/ALAC/AIFF/DFF/DSF。DACにはWolfson社の「WM8740」×1基を使用しており、最大192kHz/32bit、DSD64(2.8MHz)までの再生に対応している(ネイティブ再生は192kHz/24bitまで。DSD64はPCM88.2kHz/24bitに変換)。パソコンとUSB接続することでUSB DACとしても使用可能だ。

出力端子はφ3.5mmステレオミニジャック×1。バランス出力やデジタル音声出力は装備していない。出力インピーダンスは2Ωで、出力レベルは1.95V(RMS)。周波数特性は20Hz～20kHzが±0.04dBで、10Hz～70kHzが±0.3dB。ステレオクロストークは120dBで、THD+Nは0.005%だ(1kHz/0dB、48kHz/24bit、負荷なし)。Bluetooth 4.0にも対応。Bluetooth経由で最大96kHz/24bitの再生を行える。プロファイルはA2DPとAVRCP。

電源は容量1,450mAhのリチウムイオンバッテリー。FLAC形式のファイルを再生する場合、192kHz/24bitで約7時間、96kHz/24bitで約9時間、44.1kHz/16bitで約12時間の連続再生が可能だ。音量調節用には152ステップの回転式コントローラーを採用している。スクリーンは3.1型のタッチ式で、直感的な操作が可能だ。記録メディアは64GBの内蔵メモリのほか、microSD/SDHC/SDXCカード(最大64GBまで)も使える。サイズはW52×D8.9×H117mm、重量は98g。