海外では主流となっている国もある無痛分娩

出産には様々なスタイルがあるが、その中の1つで最近注目されているのが「無痛分娩」。薬を使って痛みを和らげるもので、世界的に見ると珍しい方法ではないが、日本では無痛分娩を選択する妊婦さんはまだ少数派。そこで今回は、マイナビニュース会員300名に「無痛分娩での出産、賛成ですか、反対ですか」と聞き、その理由についても質問したので紹介しよう。

Q.無痛分娩での出産、賛成ですか、反対ですか。

賛成 83.0%
反対 17.0%

賛成派の意見

・「痛みの感じ方は人それぞれだから」(49歳女性/学校・教育関連/専門職)

・「お腹を痛めて産んだ子という表現はありますが、痛くなかったからと言って子供が大事じゃなくなるわけでもないですし、余裕があるならそうしたら良いと思います」(23歳女性/運輸・倉庫/販売職・サービス系)

・「生理痛だけでもしにそうだから」(24歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職) ・「よく鼻からスイカ出す感じとか言われるけど、正直怖すぎて自分が耐えられる気がしない」(24歳女性/医療・福祉/専門職)

・「無痛分娩が可能なら賛成、次回に恐怖心が残らないためにも良いと思う」(27歳女性/電機/技術職)

・「わざわざ痛い思いをするのは、美学でもなんでもない」(32歳女性/小売店/販売職・サービス系)

・「痛い思いは誰でもしたくないと思うから」(31歳男性/商社・卸/営業職)

・「痛すぎて、もう2人目を産みたくないと思ってしまう人もいるかもしれないので」(48歳女性/主婦)

反対派の意見は「痛みを伴ってこそ……」

・「痛みを伴ってこそ子供に対する愛情も深まると思う」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)

・「自然でないから」(50歳以上男性/不動産/経営・コンサルタント系)

・「なんか出産って感じではないから」(27歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)

・「痛みを感じないのは自然に反する」(32歳男性/金融・証券/専門職)

・「子供に対する愛情が薄れると思うから」(25歳男性/農林・水産/技術職)

・「痛みを知ってこそ母親になれると思います」(32歳男性/機械・精密機器/技術職)

・「母親としての自覚を持つには痛みにも意味があると思う」(26歳女性/生保・損保/営業職)

無痛分娩賛成派が83.0%となったが、その理由については「本人がしたいようにすればいいと思う」といったもの。「よく鼻からスイカ出す感じとか言われるけど、正直怖すぎて自分が耐えられる気がしない」と、自分自身が出産するときを想定しての意見も見られた。「痛すぎて、もう2人目を産みたくないと思ってしまう人もいるかもしれないので」と、2人目以降の出産に影響が出ることを懸念しての回答もあった。その他、「海外では主流な国もあるから」「他の先進国ではポピュラー」と海外での事例を挙げている回答者も複数いた。

反対派の多くは男性。「自然でないから」や「痛みを知ってこそ母親になれる」といった意見が男性から出ていたのが特徴的だった。日本では「お腹を痛めて産んだ子」といった言葉があるが、そういった考えが根底にあるので海外ほどは無痛分娩が普及しないのかもしれない。

調査時期: 2014年6月3日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性107名・女性193名 合計300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート

※写真と本文は関係ありません