既報の通り、20日深夜に「Surface Pro 3」が米Microsoftから発表された。2013年9月に登場した「Surface Pro 2」から約8カ月、一体どのように進化したのだろう? 国内版「Surface Pro 2」のスペックと比べた、気になる違いを見ていこう。

Surface Pro 3

Surface Pro 3のラインナップ

プロセッサ メモリ ストレージ 価格(日本円、1ドル=101円換算)
Core i3 4GB 64GB 799ドル(約80,699円)
Core i5 4GB 128GB 999ドル(約100,899円)
8GB 256GB 1,299ドル(約131,199円)
Core i7 8GB 256GB 1,549ドル(約156,449円)
512GB 1,949ドル(約196,849円)

Surface Pro 3とSurface Pro 2のスペック

Surface Pro 3 Surface Pro 2
OS Windows 8.1 Pro 64bit
CPU 第4世代Core i3、Core i5、Core i7 第4世代Core i5
メモリ 4GB(64GBモデル、128GBモデル)、8GB(256GBモデル、512GBモデル) 4GB(128GBモデル)、8GB(256GBモデル、512GBモデル)
ストレージ 64GB、128GB、256GB、512GB 128GB、256GB、512GB
ディスプレイ 12インチ(アスペクト比3:2) 10.6インチ(アスペクト比16:9)
解像度 2,160×1,440ドット 1,920×1,080ドット
タッチ機能 10ポイントマルチタッチ
カメラ機能 5メガピクセルカメラ(フロント/リア) 720p HDカメラ(フロント/リア)
センサー 照度、加速度、ジャイロス、コンパス
インタフェース USB 3.0(フルサイズ)、miniDisplayPort、microSDカードスロット、ヘッドホンジャック、カバー用ポート
ワイヤレス機能 IEEE802.11a/b/g/n/ac無線LAN、Bluetooth 4.0 LE IEEE802.11a/b/g/n無線LAN、Bluetooth 4.0 LE
キックスタンド 多段階可変(最大150度) 2段階角度可変(24度、40度)
Office Microsoft Office Suite(※詳細不明) Microsoft Office Home and Business 2013
バッテリ駆動時間 最大9時間 Pro 3から10%減(※具体的な数値は不明。編集部計算で約8.1時間)
本体サイズ 292×201.3×9.1mm 275×173×13.5mm
重量 800g 約907g

「Surface Pro 3」のディスプレイは12型の2,160×1,440ドット解像度、アスペクト比は3:2と、珍しい比率の液晶を搭載。従来より大型化しながらも、本体高は9.1mmと、10.6型のSurface Pro 2(本体高13.5mm)より薄型化したことは、大きな進化と言えるだろう。重量も907gから800gへと、107gスリムになった。

搭載CPUは具体的な型番が不明だが、6月20日に発売する北米モデルではIntel Core i5-4300U(1.6GHz)が搭載される。ラインナップでは新たにCore i3モデルとCore i7モデルが追加され、価格とスペック面で選択の幅が広がった形だ。このほか、キックスタンドの刷新や、OneNoteと連携するデジタルペン「Surface Pen」など、本体性能が向上している。

一方、センサーと端子類はSurface Pro 2を引き継いだ形だ。このほか大きな部分では、無線LANがIEEE802.11acに対応。カメラは5メガピクセルに強化された。また、キックスタンドは多段階に進化し、20日深夜の発表会でも「どのスタイルでも最適な角度で使用できる」と、Surface Penと合わせ、生産性の向上が強調されていた。

多段階可変に進化したキックスタンド